今日はちょっとマニアック
以前からホソエノアザミを高尾山で見たとか、いや無いとか!!
いろいろ言われていて、とても気になっていたのですが、
ホソエノアザミって奥多摩にはたくさんあるって聞いていました
実は今回の三頭山行きはホソエノアザミ目的だったんです
いかにもホソエノアザミらしい姿
中心の軸から細く長い茎が出て、その先に横向きの花
アズマヤマアザミの花の雰囲気に似たすらりと細長い総苞と花
ただし総苞片は90度またはそれ以上に反り返っている
印象的なのは
トゲが平開し、2つに分岐(平開とは横方向へ伸びること)
やっかいなのはスミレのようにハーフ(クォーター?)を作ること
トゲが2本だからホソエ?
いろいろ見ていると、どうもトゲが統一されてなくて、
ほとんど平開なのに、一部異なる形状を持っていたりと悩まされます
ホソエノアザミのそばに咲いていた不思議なアザミ
花も茎もホソエノアザミに見えるのですが、葉だけ違う
これってハーフ
それとも近似種のナンブアザミ(起源?)
これも7不思議な葉
確かに、2本の平開したトゲだけど・・・
花の形がよく分かります
総苞が少し細長で、総苞片はよく反り返っていますね
でも茎がちよっと短いんだけど・・・
これも葉に2本のトゲが見えるので
茎は短いけど、花の形からもやっぱりホソエノアザミ
ラッキー
白花、見~っけ
三頭山のアザミの特徴は、駐車場あたりの標高が低いところではアズマヤマアザミやトネアザミが見られますがホゾエノアザミは無く、、逆に標高が高くなってくるとホソエノアザミに占領されたかのように見えるほど、他のアザミの姿が少ないんです。
標高500mほどの高尾山では、決して住み心地はよくないでしょうね
誰かが種を落として花が咲いたとしても、長続きはしないだろうなあ・・・
総苞が太ければトネ、細長ければホソエで葉が平開
でもハーフが多そうだから、同定は慎重にしなくてはね
どうしても同じ種の間ではハーフができやすいようで、人間でもそうですが、さらに1/4、1/8となってくるともう手に負えません
さらにはアザミの葉の場合には、形状に個性というものまでついてくるらしく・・・
資料も少ないので今の私ではこの程度ですが、高尾山で見かけたら同定頑張っちゃいますね^^