愛知県名古屋市の夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。
私は一般社団法人で面会交流支援の活動もしています。
面会交流とは、離婚や別居で離れて暮らす親子が定期的に継続して交流することです。
そして、本来父母間で協力して行う面会交流ですが、現段階では第三者の助けを必要とするケースで、父母の両者から頼まれた場合に支援しています。
「子の福祉を最優先に考え」とよく言われますが、私はなんだかモヤモヤします。
「子の福祉を最優先に考え」お互いに嫌だけど仕方なしにやっている場合、それが子の福祉にかない子の利益になるのでしょうか?
離婚か修復か悩んでいる夫婦にも同じことが言えると思います。
「子どものために離婚したくありません」
離婚しないに越したことはありませんが、離婚届を出していないだけで、毎日ケンカまたは無視して家庭内別居状態。
そして子どもに
「お母さんは毎日つらいけど、あなたのためを思って離婚しないんだよ。嬉しいでしょ?」
子どもは嬉しいでしょうか?
子どものためになっていますか?
で、あなたはどう思っているのですか?
夫の収入が無いと子どもが生活できない。
子どもが他人から離婚したと思われたくない。
子どもを一人で育てる自信が無い。
子どもと離れて暮らすのはさみしい。
親に怒られ子どもが祖父母から援助してもらえないのは困る。
子どもが相手親のことを好き。(自分が相手に対して未練(依存)がある。)
これって、子どものためではなくあなたの都合ですよね?
あなたが離婚したくないんですよね?
ここを理解しない限り、離婚を回避したとしても離婚したとしても同じ結果になります。
離婚を回避しても
「私はあなたのために離婚を踏みとどまったの。でも毎日辛い。ママの味方になってね。あなただけが心の支えなの。」
子どもは親から依存され、離婚と同じような状況になります。
子どもは同じ家に居ながら両親の顔色を見て暮らす毎日。
本当はパパもママも好きなのに素直に表現すると嫌な空気になるので、二つの顔を使い分けなければいけない。
またはどちらか片方の親に付き、もう片方の親を一緒に攻撃する。
子どもにそんな思いをさせたいわけはありませんよね?
もし子どものためにと思うなら、それでも一緒に居ることのメリットと、それを選択したのは自分だと理解し腑に落とすことが必要です。
よく「私だけが我慢するんですか?!」と怒られますが、その通りですよ、あなたがそれを選択したんだから。
メリットが多いから選んだんだから良かったじゃないですか。
ある意味思い通りになったんです。
割り切って明るく生活する事こそ子どものためになるのではないでしょうか?
夫婦の恋愛感情が戻ることはまたまた別の段階ですが、まずは最低限の信頼関係をもって家族として機能させることを目指してください。
それが子どものために離婚しない選択をしたあなたの役目です。
そんなにしたたかに生きられない。。。
それができるかできないかは人それぞれだし、現状を理解できれば気づくかもですね。
離婚でも修復でもどちらにもメリットデメリットはありますので、決断する前に相談に来てください。
絶対そんはさせません。