愛知県名古屋市の夫婦問題相談室リボーン 今枝朱美です。
人にはそれぞれ得意なことや苦手なことってありますよね。
私が苦手なことは、想像で動物や人を描くこととか、創作ダンスを踊ることかな?
美術や体育は得意なんだけど、私が得意なのは決められたことを正確にやることで、芸術的な想像力は全くない。
だから、子どもに「ゴリラかいて」とか言われるとお手上げです。
でも、そんなのサラサラっと描けちゃう人もいるし、誰にでも得意や苦手、好き嫌いはあります。
好きで得意なことは何の苦労も無くできちゃうけど、嫌いで苦手なことを人並みにやるのは何倍もの努力や我慢が必要です。
家事はどうでしょう?
たとえば片付け。
100均収納グッズを上手に使いこなし、見事な収納術を見せる。
スッキリと片付けて、モデルルームのようなリビングを維持。
料理を作りながらテキパキと洗い物をして、料理がテーブルに並んだ時にはキッチンはピカピカ。
得意な人にしたら楽しいし、趣味みたいな特技みたいなものです。
反対にそんなのありえないと思う人だっていますよね。
こっちを片付ければあっちが散らかり、収納グッズを買ってこればさらに物があふれ、気がつけば足の踏み場が無くなっている人。
汚いよりきれいな方が良いことはわかります。
そりゃそうでしょう。
がんばってもがんばってもスッキリ片付かない妻を横目に見て、夫がテキパキと片付けて見せる。
「ほらできた!簡単だよ。」
妻はどんな反応をするでしょう???
恐ろしいことに、反応は全く二極化するのです。
「ありがとう♡ たすかるわぁ~」
と満面の笑みになる妻。
「はぁ!?いやみか?!私のことをバカにして!!!」
と鬼の形相になる妻。
良かれと思って、なんならほめてもらおうと思ってやった夫からしたら「ポカーーーーン。。。」ですね。
妻は妻なりに頑張っているのです。
結果ではなく、その人なりに一生懸命やっていることを見て欲しい。
好きで得意な人と嫌いで苦手な人の結果を同じものさしで測らないでください。
子育ても同じ。
母親はみんな赤ちゃんが好き、育児が得意ってわけではありません。
嫌いで苦手な母親がいたって何の不思議もないはずです。
それでも産むのは女性限定、共働きだとしても育休や時短をとるのは圧倒的に女性です。
苦手な母親たちは、何倍も何倍も頑張っているのです。
得意な父親がサラッとやってのけると、自信を無くしてしまうときもあります。
また、やりもしないで
「俺の母さんはひとりで何でもやっていた。」
なんて、わけのわからない上から目線で言われたら妻は地獄です。
夫としたら、やったらやったでキレられ、文句を言ったら無視され、放置したら泣かれ、「いったい俺はどうしたらいいんだ!!」と思う事でしょうね。
夫婦は百人百様、同じ状況に見えて対応は真逆になることもあります。
手伝って欲しい人と自由にやらせて欲しい人。
ご褒美にプレゼントを欲しい人と自由な時間が欲しい人。
夫婦同席で相談に来ていただけば、私が通訳しますので一番わかりやすいですが、ひとりで来ても状況を細かく聞かせていただくので、見えてくることはたくさんあります。
ひとりで悶々と悩むより、私に相談してくださいね。
お待ちしています。