名古屋の夫婦問題相談室リボーンです。
私は相談者に、親はどんな夫婦関係だったのかも必ずお聞きします。
あなたの両親は仲良しでしたか?
喧嘩したところを見たことが無いと言う人もいます。
逆に喧嘩ばかりしていましたか?
暴力をふるったり物を投げたり罵声を浴びせたりを見ていた人もいます。
喧嘩した後は仲直りしていましたか?
よく口喧嘩していたけど、どちらかが謝って喧嘩は終わっていたと話す人もいます。
無視するので、いたたまれない空気感が何日も続いていたと記憶している人もいます。
あなたは子どものとき親の喧嘩を見てどんな気持ちでしたか?
「だれか、たすけて。」
「こわい!次は私かも!?」
「私のせいでケンカしてるんだ」
「私がきげんを取らなきゃ」
<面前DVとは>
夫婦が子どもの目の前で、殴る蹴るなどの「身体的暴力」や、どなったり侮辱したりする「精神的な暴力」を振るう状況をいい、子どもに苦痛を与える行為として「心理的虐待」にあたるとされています。
自分の親の喧嘩を見せられることで、子どもの脳や心はひどく傷つきます。
それは一生消えない傷として残るのです。
そして悲しい思いをするだけでなく、自分が結婚して夫婦となったとき、相手との関係をうまく築くことができません。
長年見てきた親の夫婦関係が、知らず知らずのうちに自分の見本になって認知が歪んでいるからです。
腹が立ったら殴ったり物に当たればいいんだ。
思い通りにならなかったら大きな声で怒鳴れば相手は言うことを聞くんだ。
言ってもわからなかったら無視すればいいんだ。
逆に
従わないと殴られるんだ。
大きな声を出されると怖くて逆らえない。
口をきいてもらえないのは私が悪いからなんだ。
と言うように。
夫婦喧嘩を見せるのは子どもに対する面前DVです
本当にやめて欲しい。
子どもはお父さんもお母さんも大好きです。
子どもはお父さんとお母さんから生まれてきたことを知っています。
夫婦ゲンカは身を引き裂かれるような思いがします。
どちらが悪くても、どちらが傷ついても、子どもは悲しいのです。
子どものためにどちらかが一方的に我慢しろとは言いません。
よく考えてみてください。
その夫婦喧嘩、いつも同じことを繰り返していませんか?
いつまでもいつまでも同じことを繰り返し、我慢できなくなったら離婚するんですか?
それならそれでもいいですが、その前に一度第三者の意見を聞いて何とか流れを変えることを試みてはどうでしょう。
歯車を見てください。
二つだけでは永久に動きは変わりません。
ここで間に一つ歯車を入れてみましょう。
この歯車のように、間にひとりはいることで二人が逆に動き始めるかもしれません。
なんだ、そんなことで争っていたのか!?
だから繰り返してしまうんだ。
と気づくきっかけになる人はたくさんいます。
けんかは意見のすり合わせ、何でこうなっているのかの原因を知り、一歩譲って夫婦が穏やかな毎日を過ごせるようになりましょう!
子どもはお父さんもお母さんも大好きです。
喧嘩を見せるのはやめてくださいね。