「頭だけじゃない!心も育てたい」お母さまのための ママ塾主宰 山野江里依です。
今朝、洗濯物を干していたら小さな女の子の泣き声が聴こえました。
お母さんに「もう待ってって言ってるでしょ!」と泣きながら訴えています。
お母さんは「早く来なさい!大きな声で泣かない!泣いているから遅くなるんでしょ」という会話でした。
お母さんはベランダにいる私をチラっとみて
「ご近所迷惑だから、いい加減にしなさい」
と歩くのを止めた女の子にむかって大声を出しています。
似たような光景をスーパーでお菓子を欲しがりダダをこねてる子と
お母さんのやり取りなど皆さんも一度は見たことがありますよね。
或は経験したことがありますよね。
その時のお母さんの心境は、勿論、子どもの躾やわがままを正したいという気持ちもあるでしょうけれど、
周りの大人の目に自分がどう映るのかを気にしている気持ちもあるのではないでしょうか?
少なくとも、今日のベランダから垣間見たお母さんは、私を意識したと思います。
なんだか居合わせてしまったことが申し訳ないような気がして、すぐに家の中へ引っ込みましたが。。。
お母さんの出した大きな声は誰の為?
お母さん自身の体裁のためだった?
女の子の為ではなかった?
もしそうだったとしたら、周りの人のために子どもを叱るのはもう止めませんか?
周りの人にどんなにいいお母さんだと思われても、子ども自身のためになっていなければ、
不毛な努力どころか弊害ばかりが残ります。
子どもの立場に立って気持ちを受け取ってあげるからこそ、子どもはお母さんを心から信頼し、
生まれてきて良かったんだと自分を肯定します。
「疲れて歩けないんだね?」「もうちょっと頑張れる?」「ちょっと休憩したらいいかな?」
どうしても間に合わせたい時間があるのなら、ちゃんとその理由を伝えることが大切です。
たとえ子どもが理解できなかったとしても。
子どもと一緒に行動すると、その時の体調や予期しない事が起きてしまいます。
お母さんがイライラするのは仕方ないですよね。
ゆったり構える余裕がないのは当たりまえですよね。
子どもに対応するので精いっぱいなのに、そこに他人の目まで抱え込む必要はありません。
他人はあなたの子どもの未来に責任を取ってはくれません。
あなたと子どもの人生には全く関係ないのです。
勿論、他人に迷惑をかけてはいけないことは教える必要はあるでしょうけれど、
子どもは小さな大人ではないのだから、感情だけで動きます。
感情が出せない子の方が心配ですよね。
だんだんと分別が付いてきて、自分をコントロールできるようになります。
一生、お菓子が欲しいと泣く子はいません(笑)
いつも自分の味方のお母さんが注意することに耳を傾けるようになります。
だから、他人の目のために子どもを叱るのはやめましょう!
もうそんなに抱え込まなくていいよと言いたいです。
現代は、子どもに対して寛容ではない大人が多いと聴いています。
「私が子育てしていたころは・・・」なんて批判ばかりしている熟年、
初老の年代の方もいるとか。。。
心の豊かさ度合がそこに現れているようで悲しいですね。
でもだからこそ、お母さんたちがそんな大人になってはいけないと思いませんか?
本当は、もっと自分の子どもにも、人の子どもにも、社会にも寛容に生きたられたら・・・と
皆さん思っているのではないのでしょうか?
お互いが、子どもの成長を温かく見守れる国になって欲しい。
その一歩として、お母さんが勇気を持って「いいお母さんと思われる」ことを捨てる!
今朝の出来事からそんな提案をしたいと思いました。
あなたがどんなにいいお母さんと認められても、子どもは幸せにはなりませんものね。
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「子どものそのままをまるごと認める」ことこそ、一番大切なこと。
それがあって初めて「頭」も「心」も育ってくれる!
お母さんが創る世界の中でしか子どもは生きられないのだから、
どんな世界(環境・価値観・経験・コミュニュケーション)を創るのか、
子どもはお母さん次第と言っても過言ではありませんね。
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まもなくWEBで開講いたします。お楽しみに。
お母さんもお子さんも幸せに生きていきましょうね!