【駅からハイキングで目黒駅から五反田駅まで歩く】

 JR東の「駅からハイキング」は、今回は目黒駅から五反田駅までのコースをやっている。

 目黒駅周辺なら何度も歩いているし、現に今年に入ってからも大鳥神社に参拝している。でも、そこから先はあまり行ったことがないように思う。なので、このルートを歩いてみることにした。

 

目黒駅→大鳥神社→目黒寄生虫館→林試の森公園→武蔵小山商店街パルム→戸越銀座商店街(中華定食食べる)→居木神社、大崎駅→五反田ふれあい水辺広場→五反田駅

 

 賑やかな商店街、森、タワマンと変化のあるコース。梅は香り、桜は蕾が出てきている。春はもうすぐ。暦の上では既に春だが。



(目黒駅を出発)

 まず目黒駅へ。この駅は、JRは山手線だけだけど東急や地下鉄もあってなかなか複雑な構造。その中央改札口を出ると「駅からハイキング」の受付がある。ハイキングマップをもらい、これまで参加したもののチケットラリー応募券4枚を貼った紙を渡して景品のファイルケースをもらう。冬バージョンがなくなって秋バージョンしかないとのことだけど、別にそれでかまわない。ないものはないのだし。

 

 それでは散歩開始。

 

(大鳥神社)

 まずは権之助坂を下りていく。東京は坂の町というけれど、目黒に来ると本当にそう思う。この坂をどうして権之助と呼ぶのかは知らないけど、たぶん有名な権之助がここにいたのでしょう、この坂はたいしたことはないけど、駅から西に向かう行人坂はとんでもない急な坂。本当に東京は高低差が大きい。

 

 目黒川を越えてさらに進むと大鳥神社が見えてくる。ここには1月にもお参りに来たのでした。



 (寄生虫館)

 いつもならここから南に向かって目黒不動とかに向かうところだけど今回はそのまま西に向かう。するとすぐに目黒寄生虫館に着く。ここにはだいぶ前に来たことがある。入館無料というのがすごい。写真撮影も自由。

 目黒での人気スポットと聞くけど、えらく混んでいる。駅からハイキングのせいなのかそれともいつもこうなのか。各地の寄生虫がホルマリン漬けになって展示。やはりすごい迫力なのです。

 日本の寄生虫研究の歴史を展示するコーナーもある。ここを見て思ったのだけど、植物分類学の牧野富太郎が「らんまん」になったように、寄生虫研究の学者も朝ドラにしたら面白いのではなかろうか。「また新しい寄生虫を見つけた!」「予防法を見つけた!」といったセリフで全国のお茶の間がほんわかするというもの。・・・でも、朝ドラにふさわしいネタかどうかはさすがに疑問か。



 ここからさらに西に向かうと多摩大目黒中学・高校があるのだが、今日は入学試験をやっているようだ。

 さらに西に向かうと競馬場跡の碑が立っている。この碑は前に見たことがある。ということは、ここも歩いたことがあるということか。どこに行ったのだろう?

 さらに西に向かうと「油面」という地名が出てくる。てっきり「あぶらづら」とでも読むのかと思ったら、「あぶらめん」らしい。湯桶読みか。

 

 郵便局の前を左(南)に曲がって進んで行く。

 いつもは「駅からハイキング」で、受付直後あたりは同じく歩いている人をたくさん見かけるのだがすぐに見なくなる。これは私が速く歩きすぎているからではなく、逆で、のんびりだらだら歩いているから。でも、今回はまだたくさんの人を見る。みんな手にマップを持って歩いているのですぐにわかる。

 前に歩いている人が「これ、何かのウォーキングですか?」という質問を受けていた。まあ、目立つよね。

 

(林試の森公園)

 コンビニがあるところで斜め左の方に曲がると林試の森公園の入り口。

 駅からハイキングと書いた矢印が貼ってある。千葉県内ではこの手の矢印を貼っているのを見かけるのだが、都内ではあまり見ないと思う。

 

 このあたりに林試の森公園があることは知識としては知っていたのだけど、実際に来たのは今回が初めて。

 いやあ、これは良い。

 都会の真ん中というには少し外れているけどそれでもたくさんの人が住んでいる場所に、こんなに広く、こんなにたくさんの木が生えている場所があるというのはすごい。

 昭和50年代に筑波に移転するまでここには林業試験場があって、移転後に公園になったもの。

 地面がふかふかで歩いて気持ちよい。これは良い。


 水車門から出る。でも、水車は見かけなかった。

 

(パルム)

 小山台高校の脇を進んで行き、それを過ぎるといきなり開けて、武蔵小山駅に出た。東急目黒線の駅。

 いくつかタワーマンションが建っているし、人気外食チェーン店がたくさんあって、まさに人気住宅地という趣。

 そしてここから大きなアーケードの商店街がある。「武蔵小山商店街パルム」ということだが、できた当初は「東洋一のアーケード」と呼ばれていたらしい。確かになんだかすごく大きい感じがする。そして、人が多い。


 このあたりでお昼ご飯を食べようと思ってそういう意識で左右を見ていくのだが、やはりチェーン店が多い。せっかく武蔵小山まで来たのに富士そばとか日高屋ではつまらない、などと考えると、なかなか店が決まらない。

 なんだかすごいパフェを出すらしいカフェもあるけど、お昼にパフェというわけにもいくまい。



 ・・・と思っているうちに商店街の出口に来てしまった。焼鳥屋があってこれがものすごくうまそう。まだ散歩の途中なのでここでビールを飲むわけにはいかないのだが。

 

(戸越銀座)

 通りに出て左折し、少し歩くと今度は戸越銀座通りが見えてくる。こちらも人が多い。まったくの印象だけど、先ほどの武蔵小山の商店街は地域の人たちが買い物に来ていて、こちらの戸越銀座の方は観光客が来ているような感じ。何の根拠もないまったくの印象だけれど。

 

 お昼を食べるお店がないかと思って探していくと、戸越銀座駅に出た。東急池上線の駅。

 池上線と言えば、あの名曲の舞台。カラオケで歌ったこともあるような気がする。

 それはともかく、この駅は木をふんだんに使った駅として人気というのは知っていた。実物を見るのは今回が初めて。なるほどこれはすごい。駅のような、事故発生時の防火に厳しいであろう施設でこれだけ木を使っているというのはすごいと思う。

 

 駅前に中華料理店があったので、そこに入る。

 「華宴」で、日替わり定食(麻婆春雨)750円 スープ、キムチ、杏仁豆腐がつく。 

 麻婆というけど、割合甘口。白ご飯によく合う。最後はドバドバと乗せて麻婆丼にする。

 見た目はそれほどでもなかったけど結構分量が多かったのかもしれない。ずっと腹持ちが良かった。


華宴 戸越銀座店

03-3787-5636

東京都品川区平塚1-8-2 合田ビル1F

https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131712/13099655/




 

 少し歩くと大通りに出る。戸越銀座には前に来たことがあって(大井町駅から高輪ゲートウェイ駅まで駅からハイキング~11月3日(木・文化の日)(令和4年) | おっちゃんの毎日 (ameblo.jp))、その時は逆方向からここまで来て、ここから北に向かっている。

 今回は西の方向から来て同じくこの場所から北に向かう。

 

(道を間違える)

 池上線の線路に出たところでぐっと右に曲がり、たらたら歩いていく。そうしたら、大崎駅の近くに出た。あれ?これ、違うぞ。どこかで道を間違えたらしい。でも、同じマップを持った人たちが次々にこの道をやってくる。みんな間違えたのだろうか?それとも間違えたというのが間違いなのだろうか?

 とにかく、戻ってみましょう。

 5分くらい戻っていくと、信号があるのだが、その信号のところをまっすぐ進むか左折するかの分岐点を間違えていた。ただしコースは斜め左に行くというもの。でも、たくさんの人がまっすぐ進んでいるということは、結構間違えやすいということか。地図を見ると間違える方がおかしいのだけれど、でも、みんな間違えるというのはどういうことなのだろう?

 

(居木神社)

 正しいコースを進んで行くと、芳水小学校があり、それに沿って歩くと居木神社に着く。

 境内には白梅、そして紅梅がきれいに咲いている。木によっては満開と言って良いと思う。

 お参りして、御朱印をいただく。500円直書き。末社の御朱印も2種類あり、そちらは200円だけれど今回は居木神社のものだけにしておく。


 ふと社務所の前の足下を見ると、ピカチュウ?見るとあちこちに何やら「それ」っぽいものがある。ディズニーは著作権に厳しいはずだが何か言ってこないのだろうか?


 

 神社の正面から降りていくと脇には富士塚らしいものがある。境内の整備をやっているようで、大がかりな工事をしている。

 

(大崎駅)

 少し歩くと大崎駅の新西口に出る。新西口から西東口に向かうのだが、「東京の最後の秘境 大崎の土産」の広告があった。大崎って、秘境だったのか?



 新東口に出ると、ゲートシティ大崎がある。実はここには10数年前に仕事で何度も来たことがある。ここにある会社のえらいさんに用事があって、何度か来たのだけれど、見た覚えのある光景が広がる。

 1階に降りて小関橋を渡った先を左に曲がる。若者が歩道にたくさん立っていて、スマホを見ているのだけれど、何かがあったのだろうか?

 このあたりには、すごい数のタワマンが乱立している。最後の秘境が最新の街に変わっているのだろうか?それにしてもあまりにオシャレなタワマンがそびえ立つのを眺めていても、生活感が感じられない。本当に人が住んでいるのだろうか?

 

(目黒川沿い)

 ここからしばらくは目黒川沿いを歩く。 目黒川と言えば、花見の名所。ほぼ毎年来ている。木を見ると、蕾がたくさん出ている。さすがにまだ「膨らんでいる」とは言えないけれど、でも、間違いなく出ている。春はもうすぐ、ということ。今年もきっとここを歩くのだろう。

 

 

 いつも上流から下流を目指して歩いているので、今日のルートとは反対方向になる。だいぶ下流になっているこのあたりは少し桜はまばらになっているのだけれど、それでもある程度の数はあるのでその季節にはきれいになる。川辺の広場みたいなところがあってそこではたくさんの親子連れがくつろいでいたように思う。今日はさすがに寒いのでそうはなっていないが。

 

 歩いているうちに東急池上線の線路が見えてきた。えらく高い場所にある。それを過ぎて右に曲がると東急五反田駅への入り口。2階に上がるとJRの五反田駅への連絡通路があり、そこを渡って今日の散歩はおしまい。



【今日の天気】晴れのち雨 夜になって雨が降り出して強くなった。

【今日の一日】5:10起床 24:10就寝  

【今日の体調】体重 73.3㎏ 体脂肪率 19.4% 内臓脂肪レベル 10 皮下脂肪15.8% 基礎代謝 1,568㎉ BMI 25.2 筋肉レベル 8 骨レベル 7 体組成年齢 50歳 バランス年齢 61歳

朝の血圧 122-70 夜の血圧 133-78

【今日の歩数】24,875歩 17.4㎞

【今日行った場所】目黒、武蔵小山、戸越銀座、五反田(目黒区、品川区)

 

 

【朝ごはん】・おでん ・小松菜のおひたし ・うどん

【昼ごはん】麻婆春雨

【夕ごはん】・鹿肉ハンバーグ ・アボカドとツナとレタスのサラダ ・もやしの汁


【今日見たテレビ】

・光る君へ 6話 

 いよいよ、清少納言(せい・しょうなごんだよ。せいしょう・なごんじゃないよ。)が登場。演じるはファーストサマーウィカ。いやあ、まさに清少納言でした。あの、自分の知識をひけらかすさまは。まひろ(後の紫式部。吉高由里子)の発言を打ち消し、自分の方が物を知っているとアピール。この、「私が私が」はこれぞ清少納言!実際には紫式部と清少納言は宮中で務めた時期も違うので面識はなかったのではないかとされるけど(とはいえ、紫式部は清少納言を手厳しくけなしている。)、まあ、こういうことにしないとドラマが盛り上がらない。

 それはともかく、蜻蛉日記の話が出てきた。前回登場した藤原道綱母(財前直見)の作品だけど、同時代に既に流布していたのだろうか?最高権力者である藤原兼家(段田安則)をめぐるあまりに赤裸々な内容なのでそれはないと思うのだが。

 今回もどこかに源氏物語パートがあったのだと思うけど、私ではわからないのでした。

 藤原道長(柄本佑)の漢詩はまひろを思って選んだもの。まひろには(そして、視聴者には)しっかり伝わりましたね。最後の和歌も多分そうなんだけど、こちらはよくわからなかったけど、とにかく誠実な思いがだだ漏れだった、らしい。知らんけど。

 

 【私の光る君へ紀行】

 清少納言は京都の車折神社の祭である三船祭に登場してくる。嵐山で行われる、平安貴族の舟遊びを再現する祭なのだけど、ここに清少納言が出てくる。なぜかは知らんけど。

2015年5月17日撮影