知り合って6年目にして初対面、そして別れ | 日本で活動中のサッカー監督のブログ

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バルセロナで修行してきましたが、2017年より日本で活動しております。

本日、ビルバオでコーチをしていたKAZU君が
日本に帰国するにあたって、バルセロナに寄るということで
初めて会いました。他のともだちらと一緒でいろいろ
話は盛り上がったのですが、ひとつ印象的だったのは
ゲルニカに恐ろしいほど素晴らしいGKコーチがいて
日本に連れて行きたいという話。

僕も以前、Footの番組でFCケルンのヘリングスさんの
GK講座を見たのですが、
http://www.jsports.co.jp/tv/foot/2009/06/foot_137.html

「ただ単にシュートやクロスをたくさん上げて心拍数に負荷をかけ
 練習させたつもりになっているGK練習は時間の無駄遣いだ」

という意見にショックを受け

「全てのゴールはGKのミスから生まれており、その課題に気づかせ
自分で日々、それを意識しつつ改善させることが本当のGK練習だ」

という意見に目からウロコが落ちました。
そのときの話とKazu君の紹介するGKコーチの話に共通点が多く
興味深く聞いてました。

僕からKazu君にききたかったことは

「スペインに監督として残る選択肢はなかったのか?」

「レベル3の監督資格講習会の申し込みについての敷居の高さ」

「日本で指導するクラブは決まっているのか?」

ということ。
そしてさりげなく(と自分では思うのだけど)

「Kazu君がサッカークリニックで紹介してくれた
 ジョセップ・クロテット・ルイスの記事や彼のブログがなかったら、
 たぶん僕はバルセロナに来ていなかった」

という言葉を伝え、感謝の意を本人に面と向かって
伝えることができました。

インターネットを通じて知り合ってから
おそらく6年目ぐらいがたっての初対面。しかもそれがしばしの
別れでもあるというなんとなくせつない気分でもありました。

まぁ、でもまた同じ世界に生きていたらまたすぐに会うことが
できるのだろうけど、そのためには僕が努力しないとなと。
KAZU君の日本での活躍を期待してます。