遅くなりましたが、前回の続き

http://ameblo.jp/futabajimusyo/entry-10434173388.html


本日は、ゼロゼロ物件と家賃債務保証会社について


この二つが、追い出し屋問題と密接にかかわっているのですが



まず、ゼロゼロ物件とはなんぞや?ということですが


その名のとおり、敷金、礼金なしの物件(借家)のこと


初期費用を安く抑えられるので、低所得者でも借りられるのがメリットですね


今は借家の供給過多ですから、大家さんが空き家にしたくないので


増加傾向にあるようです



また、家賃債務保証会社とは、保証人をつけるのが難しい方のために


家賃滞納をした場合に、一時的に肩代わりしてくれる会社のことです


これも、家族関係の希薄化、個人志向の高まりのある現代においては


ニーズの多いところだと思います



こう書きますと、ゼロゼロ物件も家賃債務保証会社も


時代の流れから生まれた、ニーズのあるビジネスで


かつ、一般顧客のためになると思います



ただ、やっぱり落とし穴、ってのがあって


この二つが結びついたトラブルが増大しているのです



ゼロゼロ物件を選ぶのは、やっぱり低所得者で


滞納する可能性も高いですよね


敷金も払っていないので、家主としても保証が何もないので待ったなし


それで、滞納したら、家賃債務保証会社が立て替えます


で、立て替えた会社は、もちろん借主に請求するわけです



この請求、ってのが曲者


ここで、前回も書きましたが



夜遅くまで、脅しともとれる執拗な督促がされたり


高額、法外な違約金(ペナルティ)を払わされたり


無断で借家内に侵入されたり


無断でカギを交換され、入れなくなったり


無断で家財道具を処分されたり


等をされて、トラブルになっている場合が増えているのです



大家さんは、家賃を払ってもらえないから、早く出て行って違う人に入ってほしい


家賃債務保証会社は、立て替え金を返さないと損をするし


また、確信犯的に、高利な損害金、違約金を請求したりするところもあります



違法だということをわかってやっている場合がほとんどですが


借主も、家賃を払えないという負い目があるので


なかなか相談しにくいのです



今は、そのような不法行為をする会社に、慰謝料の請求をしている方も多いですし


大家(家主)も、そういう行為を分かって放置、または加担しているとみなされる場合


共同で訴えられている例も少なからずあります



また、上記のようなトラブルにあっている方は


早めに相談することをお勧めします



トラブル防止として


安易にゼロゼロ物件に飛びつかない(安い理由が建物にあるかもしれません)


せめて保証人はつける


家賃債務保証会社をつける場合には、きちんと調べる


ってことが必要だと思います




でも、一番は、


無理な物件を借りず、キチンと貯蓄をし


滞納しない!!


ってことです


当たり前の話ですが、無理のない生活設計を心掛けて下さい



それでもトラブルにあったら、法律家のところでも、消費者センターでも、法テラスでも、警察でもいいので


早めに誰かに相談をしてくださいね





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