昨年、ダライ・ラマ法王様による 灌頂を受けてから、チベットの仏教について自分なりに調べているのですが、先日面白い本と出会いました。
中沢新一さんの『鳥の仏教』です。
鳥の仏教 (新潮文庫)
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鳥の挿絵が美しくて、とても素敵〜
鳥好きさんにもオススメかも
観音様がカッコウに姿を変えて、鳥たちに仏教の教えを説くというお話です。
仏教の教えが分かりやすく書かれています。
挿絵も素敵
魂はもともと一つであり、それが鳥の体に入っているか、人間の体に入っているかの違いしかない、という思想が仏教の根底にはあります。
だから、今は人間だとしても、来世は動物かもしれない、という発想にもつながるわけです。
『鳥の仏教』の後半部分では、「人間圏の仏教から生命圏の仏教へ」と題した文章を中沢さんが書いていて、それも興味深かったです。
仏教の修行は自分が悟りに至りたいから行うのではなく、苦しんでいる一切有情(動物や植物なども含む生きとし生けるもの全て)を救うために自分が悟りに至るのだ、という前提があるのです。
*余談ですが、偉いお坊さんが毎日瞑想や修行をしてばかりいるのを見た人が「ちょっとはボランティアなどで人の役に立つことをしたらどうですか?」と質問したら、「修行をして一日でも早く悟りに至って、一切有情を救う方が皆のためになる」と返事をしたそうです。ふ〜むふむ〜
動物も人間も、姿形は違えども同じ魂が宿っている存在、対等な存在なのです。
そして、お釈迦様(ブッダ)は人間だけではなく、魂を持っているあらゆる存在に教えを説いたとされています。
(お釈迦様が亡くなった時の様子を描いた涅槃図には、嘆き悲しんでいる動物たちの姿が描かれているのはこの逸話からきています。)
崇高な魂が動物の体に宿っている場合もあるので、動物から人間が教えを受ける場合もあるというお話もこの本に紹介されていました。
アニマルコミュニケーションをしていると、人間を導くために一緒に暮らしてくれている動物さんに出会うこともあります。
そういうコは、様々な教えを与えてくれるので、通じる部分があるなぁと思いながら読みました。
一緒に暮らしている家庭動物(ペット)たちに愛情を注ぐのはもちろんのこと、私たちから見えない場所にいる動物さんのことも尊重できる世の中になるといいなぁと思っています
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お読みくださり、ありがとうございました