「ばね指」治療記 その2 | バルーン・ショップの日々

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日本ではまだ珍しい存在の風船専門店。

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徐々に日常生活と仕事に支障をきたし始めてきた「ばね指」。

 

腱鞘炎の一種で主に使いすぎや糖尿病が原因であったりとされるようですが、僕はそこまで指を使い過ぎてはいないと思いますし、糖尿病の数値も正常です。やはり体質なんでしょうね。

 

治療の第一歩であるステロイド注射。実は局所麻酔も含まれているそうです。

医師から脅かされたほどの痛みではありませんでしたが(あくまで個人的な感覚です)、すぐに麻酔が効いてきて指先がじ~んとなり感覚が薄くなってきました。

麻酔を入れるという事は、入ってなかったらかなり痛んでくるのでしょうかね?

 

注射針が刺さる痛さに麻酔は関係ないですから、打った後のためなのでしょう。

 

さて。

それから数日。注射をした患部付近が紫色になり、うずくような軽い痛みが出てきましたが、気にならない程度です。

でも肝心の指は相変わらずピコンピコンしています。

 

効果が感じられるようになってきたのは3週間位してからでした。

「あ、少しスムーズに動くようになってきてる♪」

 

そこからは日増しに症状が改善されていき、2か月ほど経った頃にはもう忘れてしまい、治ったと思っているほどでしたね。

 

【1年以内の再発率50%】

 

調べたサイトによりバラツキはありましたが、かなりの高確率。

 

でも自分は大丈夫な確率のほう組だと思ってました(笑)。

 

それから半年。

始まってしまいました。

朝起きると布団の中で指がピコン。

 

一度出たしまったら早かったですね。1~2月後にはもうピッコンピッコン元通りでした。

 

そして2度目のステロイド注射。

 

またも効果は半年。

 

とうとう最後と言われる3回目を打つのですが、やはりほぼ半年で再発してしまいました。

 

再発確定の頃、いままで診てくださった先生が他の病院へ行ってしまい、気持ち的に足が遠のいていたんですよね。

そのため1年近く放置していました。

なんやかや2年以上も付き合っていると、仕事も日常生活もなんとかやり過ごせるような指使いになっていたんですね。

 

でもそれは、いかに指を曲げずにごまかせるかであるわけです。

 

だんだんと指の動きが固くなり、拳を握り込むような動作がしずらくなってきました。

加えて第二関節も動きが悪く痛みが強くなってきました。

 

書いていませんでしたが、ばね指は第二関節にも痛みが出てきます。

 

親指と中指を弾く「指パッチン」はポール牧さんが有名ですが(笑)、これをやるとかなり痛いんです。

無意識に思い切り力を込めてパッチンしてしまったら、うずくまるほどでした・・・

 

症状は悪化してきているし、もう注射も打てない。

 

そしてあまり放置していると指の関節が変形したり固まってしまうなど、取り返しがつかなくなる可能性もあるとの事です。

 

さて・・どうしたものか。

頭の中には最後の選択肢だけが残っていました。

 

続く。