「ばね指」治療記 その1 | バルーン・ショップの日々

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突然ですが「ばね指」ってご存知ですか?
腱鞘炎の一種だそうです。
 
実は2年半ほど前から左手の中指がこの症状に悩まされており、治療を続けておりました。
 
あまり耳馴染みのない症例かと思うので知らない方も多いのではないでしょうかね。
 
せっかくなので同様の症状でお悩みの方や不安を感じている方の参考になればと、僕の治療記を紹介しようと思います。
 
最初にお断りしておかなければならないのは、「症状や治療経過、日数、治療費等々」は異なるであろう点です。
そこを踏まえた上で参考にしていただけると幸いです。
 
まず簡単に「ばね指」とはどういう症状なのかをご説明しますね。
 
指の付け根の奥、手のひらの中には指を動かすための腱があり、それをトンネル状に包んでいる「腱鞘」があります。
文字通り「鞘(さや)」ですね。
 
この腱鞘が炎症を起こして狭くなると、その箇所を通り抜けるときにひっかかってしまう症状がばね指です。
 
力ずくで指を伸ばそうとすると(通り抜けようとすると)、一度ひっかかってから「ピコン」とはねます。
 

こんな感じ。

 

最初に症状を感じたのは約3年半位前。

朝、目覚めて布団の中で手を動かすときに違和感が出ました。

 

でもそれは軽いものであり、布団から出て動き始めると何事もなくなっていくのです。次に気が付くのは翌朝。

 

最初はですね、「気にはなるけど、日常生活に支障はないからな」と、放置してました。

 

しかし徐々に日中にも表れ始めたのです。

徐々に・・・ここは大事ですね。

具体的には(記憶の範囲では)3か月から半年位だった気がします。

あまり気に留めてなかったため、アバウトになってしまいますが。

 

指を使う仕事をしていますので、気になる回数が少しずつ増えていきました。

 

ばね指なんて知りませんでしたし、どんどん悪化してくるため、だんだん不安になってきましたね。

「第二関節の骨が変形してきているんじゃないか」と考えるようになっていきましたね。

 

幸い(?)当時、脊柱管狭窄症で整形外科に通っておりましたので、(そっちのほうが怖いやろ!)先生に相談し、そこで初めてばね指という症状を知る事になりました。

 

ネットで調べると、見つかった治療法は「ストレッチ」と「ステロイド注射」そして「手術」。

 

●ストレッチ

3か月ほど続けましたが、効果は感じられませんでした。

もしかするとやり方が違うのかも知れないし、本当に初期症状の頃なら効果があるのかも知れませんが、僕はダメでした。

 

●ステロイド注射

腫れた腱鞘にステロイド剤を注射する治療法です。

 

ステロイドというワードに少々ビビるのは年代でしょうか。

ふた昔ほど前、ステロイドは怖い薬だとメディアが毎日のように報道していた時代がありました。

まあ、それは悪徳医師が過剰すぎる使い方をしたものを取り上げていたので、正しい用法用量を守れば素晴らしい薬である事は現代の常識になってきてますかね。

 

でも、この注射は何度も繰り返すと腱をもろくしていくため、2回から3回(症状や医師の考え方)が限度だとネットに出てきました。

それでダメなら手術だと・・・

 

最初にばね指を知った診察から3か月後。脊柱管のほうで来院した際に再度相談してみると、

「確かにあまり打つのはよくないので、僕も3回位までにしておいたほうがいいと思ってます。先生によって考え方が異なるかも知れませんけど、おおむね2、3回じゃないですかね。」との答え。

 

そして、

 

「今日、打っていきます?」!!

 

あまりにも簡単に言われたので、

「あ、じゃあせっかくなので」と答えたのを覚えています(笑)

 

薬剤の入った注射器はすぐ、本当にすぐ看護師さんが裏から持ってきました。外来ですぐに出てくるのですからそれほど特殊なものではないという事なんでしょう。

 

炎症を起こしているであろう部位を触診しながら、

 

「あ、ちょっと痛い分類に入る注射なので、頑張ってくださいね」

 

泣いてもいいですかね😢・・・

 

覚悟を決めたせいか、脅かされたほどの痛みはなかったです(これ大事)。

 

もしこれから初めてこの注射を考えている方がいらしたら、「そんなにキツくないですよ」とお伝えしておきますね。

 

なお、注射代は約¥500でした。

※国保3割

 

さて、この注射の効き目やいかに!

 

次回に続く。

 

乞うご期待!