160Q 260Q 350Q 321Q 646Q | バルーン・ショップの日々

バルーン・ショップの日々

日本ではまだ珍しい存在の風船専門店。

その日々の格闘の様子や、バルーン・デコレーションの現場風景をお届けします。

暗号のような題名でしたが、この答えはお分かりでしょうか?

 

このブログを読んでくださっている方には簡単でしょうね。

そう、「細長いバルーンのサイズ」です。

キュキュッとひねって犬とか剣などを作るバルーンの事ですね。

 

こんなの。

 

では表題の数字とアルファベットの意味はご存じですか?

 

160 260・・・という表記、例えば160の場合は、

「膨らませたときに、太さ1インチ、長さ60インチ」を表しています。

1インチ=2.54cmとなりますので、

「太さが約2.5cm 長さ約152cmに膨らむバルーン」という事です。

 

画像で見ると分かりやすいですね。

 

 

ですから260ですと、太さが約5cm、長さが約152cmとなり、160に比べると太さは倍に、長さは同じに膨らむサイズとなります。

最初の1桁が太さ、次の2桁が長さとなります。

350、646も同じです。

 

では、260Qという風に数字の後に付いた「Q」は何を表すのでしょうか?

ちなみにこのアルファベットは「S」となる事もありますね。

 

このアルファベットはブランド(メーカー)の表記なんですね。

Qはクオラテックス(パイオニア)、Sはセンペルテックス製を表しています。

現在、細長いバルーンに関してはこの2ブランドが世界の主流です。大道芸人さんやバルーンアーティストが使っているものも、ほぼ100%このどちらかだと思います。

 

そしてもうひとつ、この細長い風船は、マジックバルーン、ペンシルバルーン、ツイストバルーンなどと名前がついている事がありますが、その違いはご存じですか?

 

例えば、それぞれの名前が表記されたパッケージを開けてみると、中はどれも同じ「クオラテックス」製が入っていたりします。まったく同じバルーンが入っている訳です。

 

これは「商品名」です。

同じクオラテックス製をパッケージして、自社の商品名にして販売している訳です。

 

よくお店にいらっしゃるお客様に「ペンシルバルーンはありますか」と聞かれる事があります。当店の棚には「マジックバルーン」というパックが並んでいます。

 

中身はどちらも同じ「クオラテックス製」なんですね。

 

お店のお客様から「やった事あるけど、すぐに割れちゃう」と言われる事がありますが、伺ってみるとスーパーや100均などで買ったものだったようです。

そういう経験がある方には、ぜひこのメーカーでお試しいただきたい。

丈夫さにきっとビックリされると思いますよ。

 

いっけん難しそうですが、多少のコツを掴むと楽しくなってきますので、ぜひ一度遊んでみてくださいね。