昨日夜NHKEテレ「100分de名著」で小松左京を聞いた。
昨日午後、妻の荷物を持つために一緒に出かけてこのテキストを
発見した。昨夜が、その第1回でした。
最近、石黒「死都日本」という本を読み直していて、著者が小松左京の
影響を受けていると知ったばかりでした。
この番組は、毎月4回で1冊の本を読み解くのですが、7月は、
小松左京の4冊をとりあげるという。
歴史は「相対化される」という。一度書かれた歴史を時代によって
見直す必要があるのでは?という問いです。
今の平和な日本が「本当の歴史」なのか?
と小松は問うている。
最近のテレビでの議論や若い人たちの話を聞いていると、
「戦争はあった、多くの人々が死んだ、日本は負けた」
ということすら忘れているのではないか?
小松左京は、1931年生まれですから、終戦の時1945年には14歳だった。
私は1941年生まれ。直接の戦争体験はないが,小松の叫びを理解できる世代です。
「推理小説」の枠を超えた学びができそうです。
第1回の再放送が、7月3日水曜にあります。