昨日6月16日、南大隅町中央公民館において
隼人文化研究会と鹿児島地域史研究会の合同シンポジウム
が行われ、鹿児島市内から妻と参加しました。
午前9時30分から午後4時50分まで
8人のプレゼン(@30分)と
それを受けてのシンポジウムが行われた。
発表順に8名とそのテーマは、
(タイトルは現代を適宜補正した)
永山修一 古代の大隅国の範囲
日隈正守 大隅国正八幡宮と禰寝院
横手伸太郎 考古学から見た肝付氏の変遷
下鶴 弘 姶良の富田城址と国見城址
松元勇治 中世末期禰寝氏の政治的動向
小水流一樹 大隅の神話伝承地:みそぎを例に
栗林文夫 小根占・佐多における廃仏毀釈
西野元勝 熊本地震と考古学
このうち、
永山・日隈・栗林の3氏は、鹿児島県の歴史研究をリードする先生方であり
横手・西野両氏は、新進気鋭の実務家・研究者です。
そのほかの諸氏も、各地を代表する地域史研究や地元境域委員会の実務家です。
配布されたレジュメは、A4版で40字×40行で60ページもあり、
貴重な図版も多数含んでいます。
これまでの鹿児島県の歴史研究は島津氏統治を中心に展開しており、大隅半島についての研究は脆弱だったから、このシンポジウムの後世への刺激を評価したい。
残念ながら、フェリーの関係でシンポジウムの後半を聞くことは出来なかった。