私はママと呼ばれるのが
好きじゃないんです。


『ママ』


の2文字に含まれる甘さみたいなものに
私は相応わしくない気がして 

子供には『お母さん』
できれば夫やその他の人には
名前で呼んでもらいたいです。


特に『⚪︎⚪︎ちゃんママ』
が実は苦手です。

とは言っても入園すれば
そう呼ばれるのは避けられないし
ほんの2、3年の間だし
いちいち保護者同士で
苗字は覚えないっていうのが
実情ですし幼児のうちは発音しやすいので
子供には最初はママで呼んでもらいます。

ところで
今月の初めに生後5ヶ月になった
二分脊椎の次女は、



話しかけるとすごく表情豊かに
反応を返すようになって
ぬいぐるみをそばに置けば
喃語をずっとしゃべってたり
英語で話しかけると
キョトンとしたり
(発音の違いがわかるみたいです)
しっかりと意志と知性が育ってるなーと
実感が日々感じられます。

そんなある日戯れに

「ママだよー。
ま、ま」

と何度か仕込んでみたところ
次女は私の口元を注視し、
にこにこするのをやめて
真顔になったと思ったら


『mあeぁ、mめ』

言った!

えっ?うそ?

発音だいぶ怪しかったけど笑
明らかに私を真似て発語したポーン

これが、めっちゃくちゃ嬉しくてですね
どうしたことか涙が止まらなくなってしまい
号泣しながら次女を抱いて小躍りするという
狂気に似た昼下がりを過ごしました。


あれ?苦手だったはずなのに。
こんなに嬉しいなんてさぁ!
人ってなにがきっかけで
変わっていくかわからないものですね。