巨大な三門よりも赤レンガの水路閣に魅せられて《南禅寺》 | 乗り鉄親爺の寺巡り

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鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮ながら、時々計画を立てて、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

おやじの百寺巡礼

         ≪NO58≫

 

南禅寺(なんぜんじ)《京都市

        令和6年3月5日(火)

 

永観堂から鹿ヶ谷通りをぬけ

 

大寂門から

南禅寺の境内へ入りました。

木々の向こうに

大きな「三門が見えてきました。

 

やはり正面から入るべきだろうと

少し大廻りして

三門(三解脱門)の下を

一礼してくぐります。

巨大な二層の三門です。

東本願寺御影堂門

知恩院三門と並んで

京都三大門と言われています。

そして

この三門を有名にしたのが

石川五右衛門

「絶景かな、絶景かな」です。

もっともこれは

歌舞伎の演目の一部で

本当に上り言ったわけでは

ないようです。

 

参拝客も見学料を払えば

三門の楼上に上ることもできます。

 

高さ22m、そして太い柱は

とても

見ごたえがあります。

 

その先に「法堂(はっとう)です。

この法堂

二層の瓦屋根が

羽を広げたように

迫ってきて

とても見ごたえがあります。

法堂の裏手には

大方丈と小方丈(国宝)があります。

 

この中には

今回初めて入ってみました。

石庭が美しいです。

 

涵龍池(かんりゅういけ)と「龍吟庭(りゅうぎんてい)です。

 

方丈庭園です。

 

そして

南禅寺と言えば

水路閣(すいろかく)」でしょう。

明治のころにできた

琵琶湖から京都へ

水を運ぶ

こn琵琶湖疎水の一部が

なんと

この南禅寺の境内を

貫いているのです。

当時の南禅寺の僧たち

この計画には

きっと大反対だったでしょう。

でも百年以上が経過

この赤レンガの建造物は

なぜか南禅寺の建物

調和しています。

そして若い女性たちの

格好の観光スポットに

なっているようです。

 

本日歩いてきた

五つの寺の中でも

やはり一番の

参拝客(観光客)でした。

 

小雨降る中での

寺巡りでしたが

 

大きさは違えど

京都の寺の

独特な風情

 

そして

季節を外しても

決して飽きさせない

深い歴史を感じながら

ゆっくり

歩くことができました。

 

少し疲れましたが

ホテルまでは

地下鉄蹴上駅より

烏丸御池で乗り換え、

京都駅で夕食を兼ねた

 

独り呑み

 

そして

JR嵯峨野線

丹波口駅

 

これも

楽しみの一つです。

 

少しばかりの

短い列車巡りをして

みました。

       (R6.3.15記)

 

南禅寺(なんぜんじ)

【宗 派】 臨済宗南禅寺派大本山

【寺 号】 瑞龍山太平興国南禅禅師

     (ずいりゅうざんたいへいこうこくなんぜんぜんじ)

【所在地】 京都市左京区南禅寺福地町

【電 話】 075-771-0365

【拝観時間】8:40~17:00

【拝観料】 600円

【交 通】 地下鉄蹴上駅から徒歩10分