谷間のコオニユリ | ふるさと干溝

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路傍の風景、四季の風。豪雪の里から路傍の草花や雪の里山など、四季折々の風景を綴ります。ブログの説明を入力します。

2020年07月25日(土)雨/

 

 

谷間のコオニユリを見に行きました

 

折角の4連休でしたがあいにくの雨続きで、結局遠出の遠征は出来ませんでした。初日、2日目と自宅周辺や物置周辺の草刈りなどに時間を費やしていました。3日目の昨日も雨模様の天気でがっかりしました。

 

 それでも小やみになった昼前に思い立って旧北魚沼郡守門村にコオニユリを見に行こうと出かけました。雨模様の山里ではチョウの写真は無理かもしれないが谷間のコオニユリなら何とかなるのではと思いながらの出発です。

 

 

 家から40分ほど寄り道せずに走って目的の沢道に入ります。ケナシヤブデマリの赤い実やオオ姥ユリの大きな株が目立つ中、沢道を走り目的の場所に近づきます。

 

 時期には岩肌に伝う清水の恵みを受けて菅の葉が風にさやさやとそよぐ中にギボウシの花やコシジシモツケなども見られ、私のお気に入りの癒しのスポットです。でも今日はもうコシジシモツケはとっくに終わり、ギボウシの容色の盛りも過ぎていました。

 

 

コオニユリは少し散りかけたものもありましたが、花が残っているものもまだかなりありました。

コオニユリ

 

コオニユリ

 

コオニユリの咲く斜面

 

 

車を降りてカメラを準備していたらカラスアゲハが飛んで来て花に止まったので、

 

 「すわっ、一石二鳥」

 

か、と思いましたがチョウはすぐに立ち去ってしまいました。

 

それでもこんな雨模様の天候でもチョウは飛んでくれていることに嬉しくなって、この先に期待です。

 

 

 

近くではもう山萩が咲いています。オオ姥ユリも見られます。

 

ヤマハギ

 

オオウバユリ

 

 この先の湿った場所にはサワランカキラン、キンコウカやモウセンゴケなどが見られる場所があるので先に進みます。

 

しかしそこではもう時期が終わっています。季節は梅雨が明けないままでもかなり進んでいます。きにいった写真を得られないままに進んで行きますと道の両側にはヨツバヒヨドリがかなり咲いています。止まっているチョウがいないかと注意しながら走りますが、なかなか今日は出ていません。それでもようやく見つけたのはセセリチョウです。正確な同定は出来ませんがおそらくコキマダラセセリだと思います。

 

 雨模様の天気の所為でじっとして動きませんが近くには寄らずズームで寄せました。

 

コキマダラセセリ?

 

 そこからまた先に進むと今度は比較的大きな立羽蝶です。これもはてな付きのオオウラギンスジヒョウモンと推定します。

 

オオウラギンスジヒョウモンチョウ?

 

 

 それからしばらくチョウを探して走りましたが、特に変わったチョウも見られずに最初の沢は終りです。

 

 

 

 沢を変えて少し走りましたらオカトラノオの花に立羽蝶とセセリチョウが見られましたが、これは先ほどの蝶と同じもののようでした。それでもその少し先で見つけたのはサカハチチョウの夏型です。

 

サカハチチョウ夏型 

 

 

 今年は雨が多くチョウとの出会いは不作続きです。最も忙しさにかこつけてあまりの山を歩いていないせいかもしれませんね。

 

 

 この時期には定番のヤマユリです。時期にはものすごく咲くときもあるのですが今日は時期が早いのかあまり沢山は見られません。

夏の暑い日、仕事を終えての帰り道に咲くヤマユリと遠くの林から聞こえて来るヒグラシの声、ずっと昔から聞きなれた、そして見慣れた風景は私の好きな場面です。

 

夏の定番のヤマユリ

 

 

帰路、キツリフネが咲いていました。いつも思うのですがしっぽをくるりと巻いたツリフネソウも愛くるしいのですが、この巻きそびれたようなキツリフネのしっぽはなかなかお茶目ですね。

 

キツリフネ

 

 

 

 

折角の4連休も雨模様の中で過ぎて行きました。大力山。草刈り。農道整備・・・

 

 夕方には友人たちと酒を酌み交わし・・・

 

 ありふれた暮らしの一コマではありましたが連休も無事に過ごすことが出来ました。