70回目の終戦記念日を迎えました。
あらためて戦争で犠牲となった方々のご冥福をお祈りします。

もしあの戦争がなかったらと考えると、幾多の犠牲はありえなかったことは当然として、現在、私たちが直面している問題のいくつかは、そもそも存在しなかったか、あるいは解決できたのではないかと思います。

たとえば北方領土問題や沖縄問題。
これらは戦争がなければそもそも存在しなかったはずです。

また常に日本が悩まされ続けているエネルギー問題。
もしあの戦争がなかったら、今でも南樺太は日本の領土だったでしょう。

当時、樺太と呼ばれたサハリンでは現在、天然ガスの開発が進んでいます。
この天然ガスがあれば、日本は中東に頼らずとも、原発に頼らずとも、必要なエネルギーを確保することができたはずです。

こうして考えると、あの戦争を行ったばかりに、70年経った今でも私たちは数々の問題を抱えていることに気がつきます。

一度、国策を誤ると、いかに後世にまで大きな影響を与えることか・・・。

二度と同じ過ちを犯さないためには、私たちは何年経とうともあの戦争を忘れてはならないのです。

戦後70年が経過し、多くの人にとって、あの戦争は自ら体験したことではなく、歴史的な出来事になってしまいました。

だからこそより一層、あの戦争に対する意識と関心を持つことが重要だと思います。