⇒添削例13 文系3年男子(食品 ブライダル他志望)M君の自己PR
文系3年男子(食品 ブライダル他志望)
M君の自己PR
常識にとらわれた行動で終わりたくない。
おまえって口悪いよね。と、他人に不快な思いをされることが
それが功を奏してか、今までやってきた飲食店のアルバイト
先では毎回キッチンリーダーをやらせてもらい 、現在所属中
そんな自分と出会えたことが、上に立てたことの素晴らしさ。
私には、リーダーシップがあるだとか、行動力があるとか思わない。
それが私です。
⇒まず全般的な感想
うーん・・・と正直言って困って唸ってしまった。あなたはこの文章
で誰に何を知ってほしいのだろうか。この文章で自分を採用して
もらうために相手に何を伝えたかったのだろうか。ちゃんと目的
意識を持って書いたのだろうか。単に漠然とした思いを作文のよう
な感覚で流れに乗って何となく書いたのではなかろうか。結論から
言えば自己PRとしては最悪の部類に入ってしまう。今すぐにでも
根本的に考え直さないと、どうにもこうにもならなくなってしまうぞ。
提出から添削までに少しタイムラグがあったから、その間に誰か
からちゃんと忠告を受けて改善されていることを祈る。
まるで日記で随筆を書いているような内容と構成と言葉の羅列。
自己PRが自分自身のプレゼンテーションであることを理解して
いるだろうか。あなたがあなたらしく生きようが、あなたがすっきり
しようが、相手にとってはどうでもいいのだ。あなたが他の学生を
落としてまでわざわざ残して採用すべき人材かどうかを知りたい
だけであって、あなたの精神的主張を述べられても困ってしまう。
字数も少ないし、緊張感が欠如しているのか意識が低いのか、
もしも面識がある学生ならば大叱責をするところ。猛省してほしい。
書いている内容もわがままでしかないし、上記であなたが述べて
いる客観事実は漕艇部の主将だったことと、アルバイトでリーダー
だった二つだけ。後は何も語っていないのと同じ。
そもそも経験談を二つも登場させる余裕などこの字数では不可能
なのだ。どちらかに絞るべし。
持っているはずの快速内定を読んで考え直してほしい。
以下、挿入しながら各部分の感想を述べる。
あまりに文章的な完成度が低いので、添削というよりも
各箇所を読んでの私の叫びをそのまま書くことにする。
この文章の細かい部分を指摘してもあまり意味がない。
>常識にとらわれた行動で終わりたくない。
なんで?その理由を語ることが肝心では?
>おまえって口悪いよね。と、他人に不快な思いをされることが
>それが功を奏してか、今までやってきた飲食店のアルバイト
>先では毎回キッチンリーダーをやらせてもらい 、現在所属中
>そんな自分と出会えたことが、上に立てたことの素晴らしさ。
> 私には、リーダーシップがあるだとか、行動力があるとか思わない。
>それが私です。
あなたは体育会漕艇部に主将だったり、飲食店のキッチンリーダー
だったり、ほじくり返せばたくさん自己PRができそうなエピソードに
恵まれている。道具はたくさん揃っているのに、それを使うあなたが
全然その機能を生かしていない。かなり厳しい言葉で叱責をしたが
あなたには可能性がある。もっと身近で良い相談相手を見つけて
懇切丁寧にアドバイスをしてもらうことをお奨めしたい。もったいない
ことをしている気がする。あなたのような体験談を欲しくても持ち得な
い就活生が溢れているのだ。考えを改めてほしい。
自己分析不足は明白。せっかくの貴重な体験を
殺してしまったも同然の自己PRをしてしまってい
る。毎日通い詰め出来るようなアドバイザーを
近くで至急探してみてほしい。
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