今回の投稿も、飼い主さんの体験談をもとに記事を書きました。
今や犬は、人間の家族として迎えられるようになりました。
犬と人が生活をともにする現代に、犬と犬が触れ合うことは必要なのでしょうか。
まずはこちらの体験談をご覧ください↓↓
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「若い犬、飼ってみてもいいかもね」
そんな会話が出てきたのは、飼い犬が高齢で、最近元気がなく、どんどん痩せてきていたから。
悩んで、犬種も相談して、犬を飼っているお仲間さんからも情報をいただいて、結局2匹目を決意。
正直なところ、不安もありました。
けれど、結果としてとても良い影響がありました。
元気がなかった高齢の犬に、元気が戻ってきたんです。
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○張り合いが活力に
実は、高齢の犬と、若い犬。一緒に飼うことで高齢の犬に活力が生まれることがあります。
人間に例えるとわかりやすいかもしれません。
ベテランの年齢層の人が、ちょっとマンネリもありつつ、それなりに仕事をしていた職場に、元気な20歳の新人があらわれたら。
しかも、仕事で負けそうになったら。
「まだまだ若いもんには負けられん!」
「自分もまだまだやれる!」
このような気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。張り合い、対抗心、やきもちなどは、カンフル剤となりえます。
また、仕事や勝ち負けではなくても、大人が元気いっぱいの子どもと一緒にいると「エネルギーをもらった」「新鮮な発見や刺激があった」という経験をしたことがある方は多いと思います。
今回のケースでは、もともといた犬の方は「最初はなんだこいつ」と、遠巻きに「後輩」を見ていたことが多かったそうです。
それが少しずつ距離が近くなり、なにか悪さするとたしなめるように。
さらに、2匹で散歩中に知らない犬が威嚇してくると、先輩の犬が後輩の犬を守るような態度を見せるようになったそうです。
そのような中で、しょぼんとしていた「先輩犬」はだんだんと元気になり、一時はあばら骨が見えるほど痩せ細っていた体も、今は適正体重まで回復しました。
このように、他の犬の存在が心身に良い影響を与えることは実はよくあります。
○犬同士の学び
さらに、同じ家にいなくても、よその犬に教えてもらうことも大切なことです。
前述の「先輩犬」は、以前は何匹かの犬でボール遊びをしていても「自分のボール」への執着心が強く、他の犬とうまく遊べませんでした。
いまは譲りあって皆で楽しく遊べるようになっています。
「遊び方」を知っている、しつけの入った犬が「遊び方」を教えてくれたからです。
また、色んな犬と関わっていく中で、犬同士の挨拶もスムーズにできるようになりました。
「犬同士でもまれて、犬社会を知ったんだなぁ」と飼い主さんもおっしゃいます。
2匹目を飼うことや、家庭の外で他の犬と混ざって遊ぶことは犬の成長に大きく影響します。
1匹では学べないことはたくさんあります。
家の中にいるだけでは知らないこともあります。
他の犬の存在があって初めて、成長できることがあるということです。