こんにちは、フリージョンです。

 

散歩をするのに、とても良い季節がやってきました。

 

 

一日中、室内にいるだけ、同じ場所にいるだけでは人間でも飽きてくるもの。このようなときに散歩は、人間にとっても犬にとっても気分転換になるものです。

 

さらに、犬にとって散歩をすることはもう一つ重要な役割があります。

 

それは、「社会との接点」をつくることです。

 

普段は家族としか顔を合わせることがなくても、散歩をすることで家族以外の誰か、家以外の場所とつながりをもつことができます。

 

 

この社会との接点を上手に作ってあげると、見知らぬ人や場所への警戒心をやわらげることができ、何かあって外に出なくてはならない時などに犬のストレスを減らすことができます。

 

散歩によって外の世界が「常に警戒しなくてはならない恐い場所」になるか、「落ち着いていられる場所」になるか、印象が変わってしまうことを考えると、散歩は生きる上で大事な役割を担っているとも言えます。

 

ですから、高齢で動けない、ケガをしているなどの理由がなければ、基本的に散歩は積極的に行くべきです。

 

 

けれども、いざ散歩について考えてみると、気がかりなこと、これまでに大変だったことが浮かぶ方も多いと思います。

 

 ・他の犬や、人に吠えてしまうのではないか。

 ・突然、リードを引っ張ったり、何かに飛びつこうとするのは恐い。

 ・臭いを嗅いでばかりでなかなか前に進まなくて困る。

 ・「行きたくない」と立ち止まり「イヤイヤ」と踏ん張って動かない。

 ・言うことをきかないときは結局抱きかかえて連れて帰らなくてはならない。

 

などのようなことです。

 

たしかに、毎回の散歩でこのようなことが繰り広げられてしまうと、散歩が億劫になってしまうかもしれません。

 

では、このような展開を避けるにはどうしたら良いでしょうか。

 

それは「散歩にルールをつくること」です。

 

ルールをつくることで、散歩の主導権を飼い主が握ることができます。

 

 

犬は人間社会のきまりを知りません。犬の自由に散歩をさせてしまうと、外の世界には危険やトラブルがたくさんあるため、結果的に犬に負担をかけてしまいます。

 

また、犬は力の加減を知りません。犬がリードを突然引っ張ったために飼い主が転倒したり、すれ違った人に飛びついてケガをさせたり、というケースをよく聞きます。

 

ですから、散歩のルールを決め、散歩の主導権を犬ではなく、人間がもつようにします。

 

 

では、どのようなルールを設ければ良いのでしょうか。私は次の5項目を大事にして散歩をしています。

 ①引っ張らない

 ②吠えさせない

 ③歩くのは人の横

 ④止まった時は座るor伏せ

 ⑤臭いを嗅ぐのはコマンド(指示)を言ってから

 

次回はこの5項目について、詳しく説明をしていきます。

 

後編はコチラ☆

社会とのつながり(後編)〜散歩のルール〜