こんにちは、フリージョンです。
犬を飼っているみなさんは、今、家族として一緒に過ごしている子を「飼う!」と決めた時のことを覚えていますか?
「可愛くて一目惚れしました!」
「運命を感じちゃって・・・」
「引き取り手がなくて、かわいそうで・・・」
など、様々なエピソードがありそうですね。
もしかすると、今回のコロナウイルスの影響で、「家にいる時間が増えたから思い切って・・・!」「子どもの遊び相手に・・・」という方もいると思います。
きっと、それぞれに出会いや理由があって家族として迎え入れることになったのだと思います。
さて、このように「飼う」と決めたからには忘れてはならないことがあります。
そこには命があり、責任が伴うものだということです。
一緒に生活する上で、しなくてはならないことがたくさんあります。
当然、「飽きた!」「言うことを聞かない!」と捨てるわけにはいきません。
では、その責任を果たすために具体的になにをすべきか。
それは以下の3つが考えられます。
1、日常の世話をすること
2、生活に必要な教育をすること
3、生きがいを見つけるサポートをすること
1つ目の日常の世話については、エサやりや体の定期的なお手入れ、散歩などです。これは多くの方が、犬を飼う時にまず考えることだと思います。
2つ目の生活に必要な教育については、人間と共同生活をする上で必要となる基本的なトレーニングをすることがあたります。
いつでもどこでも、おしっこをされては困りますし、ご飯が欲しいからと誰かに噛み付くことになっては大変です。
ですから、トイレのルール、「マテ」「フセ」といった指示を教えることなど前回の記事で触れたことをひとつひとつ教えていきます。
最後の3つ目については、犬にとっての「生きがい」を見つけてあげることです。
人間も、毎日毎日、寝て、ご飯を食べて、「かわいいね!」と褒められるだけでは、生きてはいけますがそこには「生きがい」がありません。ここにもし、自分の好きなことを一生懸命やって認めてもらえたら、それはとても嬉しいことになりませんか?
犬は、人間が思っている以上に大変賢い動物です。何かを練習して、できるようになり、それを褒めてもらえると、人間でいう達成感や誇らしさを感じます。
新聞を持ってこさせる、リードを持ってこさせる、といった役割を与えてあげることや、「ニオイ当てゲーム」「服従訓練を極める」「ドッグスポーツ」など、その犬に合わせて、得意とすること、興味を持ちそうなことを見つけてあげ、その犬がエネルギーを注げるようにすると、生き生きと過ごすようになります。
ぬいぐるみや人形のように、かわいい、かわいいと、ただ褒めるだけではなく、犬にとってエネルギーを注げることを見つけ、それができたときに褒めるほうが達成感や満足感があります。
一見、トレーニングをすることは厳しく、かわいがるだけで充分幸せなのではないかという声を聞くことがあります。
しかし、このように責任を果たすことで生きがいを持ち、犬が家族の一員として人間とともに生活できるほうが、より犬にとって幸福なことなのではないでしょうか。
命あるものと共に過ごすことの責任は、突き詰めれば、その子を楽しく生きさせてあげるということにつながると考えています。