こんにちは、フリージョンです。

 

みなさんは、自分の犬が幸せだったら良いな、と思うことはありますか?

 

静かに寝息をたてて、すやすや寝ている姿を見ているとき、元気に走り回る姿を見ているとき、おいしそうにご飯を食べているとき…ふとそう思うことがあるかもしれませんね。

 

さて、では、犬にとっての幸せとはどんなことかと考えたことはあるでしょうか。

 

 

 

最近では室内で犬を飼うことが増えてきているので、温かい部屋の中で、外敵に襲われることなく、毎日食事ができる、これだけで幸せと考える人もいるでしょう。

 

もちろん、安全な環境の中で生活することは幸せなことです。

 

しかし、ここで忘れてはいけないのは、犬の習性です。

 

犬が人間と生活をともにするようになった頃、犬は番犬という形で役割を与えられ、そうしてエサをもらって生きてきました。

 

 

今はあまり番犬として犬を飼うことを見かけませんが、もともと犬は「人が役割を与えて何かをすること」、そしてその「役割に対して対価を得ること」に喜びを覚えるのが本来の姿です。

 

その対価が「褒め」であればとても良いことですが、一般の家庭では常に犬の成長や喜びを優先して考えることは難しいので、オヤツやおもちゃを使う場合もあります。

 

ただし過剰な対価には注意が必要です。

なにもしてないのにオヤツをあげる。

座っているだけで、寝ているだけで「かわいい!かわいい!」と褒める。

 

それは、犬からしてみると、ただ普通に過ごしているだけでちやほやされているということです。

 

これは、はたして幸せと言えるのでしょうか。

 

みなさんは、犬の何に惹かれて犬を飼い始めたのでしょう。また、犬にとってはどんなことが幸せだと感じて一緒に生活をしているでしょうか。

 

 

犬は、見た目がかわいい「ぬいぐるみ」でも、愛嬌をふりまく「マスコットキャラクター」でもありません。犬が本当は何に喜び、どんなことにやりがいを感じているのかという、犬らしさを失わせては本末転倒です。

 

人間の都合や解釈で、これが幸せだと思っているだけであれば見直す必要があります。人がどう思うかも大事ですが、犬がどう思うかも大事なはずです。

 


 

もし、「私は愛犬家です」「犬のことを大事に思っています」というのであれば、何が犬のためなのかを一度しっかり考えてみてはいかがでしょうか。