脳卒中(脳出血) | ふうりんそう便り

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と或る鍼灸師の日々是好日

ふうりんそう鍼灸院の千葉です。

 

脳には「前大脳動脈、中大脳動脈、後大脳動脈」という

3本の大きな脳血管が通っています。

 

このうち中大脳動脈から分岐する細い動脈の所の

大脳辺縁系と呼ばれる所で
脳内出血は起こりやすいとされいます。

 

なぜかといいますとその答えは意外に明快で、

中大脳動脈が、いきなり細い動脈に分岐するからです。

 

つまり急激な圧の変化に、
脳の動脈壁がついていけずに、

破れてしまう、ということなのです。
 

【脳出血型心理傾向】

 

・ 先入観、思い込み(ものの見方が一方向で

  それ以外に対応できない)

・ プレッシャー(意気込み、勝負をかけるという思い)

・ 切迫感(いつも何かに駆り立てられたような気持ち)

・ 現実逃避(この状況から逃げ出したい)

・ 現状適応力の低下(アップダウンのある状況への疲労感)

 

もちろん脳血管が破れるのは、

そこに動脈硬化が起こっているからです。

その意味で、脳梗塞の心と重なる部分もあります。

 

 

 

中風(ちゅうふう、ちゅうぶ)という言葉があります。

 

最近ではあまり使われませんが、

江戸時代から残るこの言葉は、悪風に中(あた)る、

すなわち「脳卒中」を表します。

 

特に当時多かったであろう「脳内出血」を指した

言葉だったようです。

 

そして歴史を紐解けば、なんと、

江戸八代暴れん坊将軍・徳川吉宗や戦国大名の

上杉謙信が脳内出血で亡くなっています。

 

謙信は、相当な大酒飲みで、亡くなったのは、

織田信長との決戦をかけた上洛一歩手前でした。

 

これは、かなりハイテンション

な状況にあったのかも知れません。

 

また、もっとさかのぼれば、落馬で命を落とした

ことで有名な源頼朝も実は、馬上で中風にあったの

ではないかと言われています。
 

彼らは戦い続けて、自らの限界を

押し広げてきた人たちです。

 

昨日より今日、今日より明日。

果てしもない戦いに邁進を続ける姿が

あったということです。

 

こう考えれば1960年代、高度成長期の

日本に脳内出血が多かったという事実も何か、

頷けるものがあります。

 

スピードアップ、倍増するくらいの成長、

領土(マーケット)の拡大…。
 

どんどん道が広くなるつもりで走り続けていたら、

急に小道に入ってしまった!ああ、この勢い、

どうしよう

 

?ドカーン?

 

と言うのが、脳内出血を

表すイメージです。

 

あまりスピードを出しすぎると、

自転車でも車でも、急カーブがやって来た時、

転倒してしまいます。

 

脳内出血予防の最大のポイントは、

曲がり角を上手に乗りこなす
ブレーキングテクニックと柔軟性です。

 

「勢いがつきすぎた時のブレーキの踏み方」。

ここにこそ、脳内出血予防の心がありそうです。