冷え性 | ふうりんそう便り

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と或る鍼灸師の日々是好日

ふうりんそう鍼灸院の千葉です。

 

「冷え性」について東洋医学的にお届けいたします。

 

 

体にとって一番温度が必要な場所って

どこかわかりますか?

 

それは、実は「お腹」なのです。

 

冬山で遭難するドラマで、

「寝るな!寝たら終わりだぞ!」と

 

寝そうになる人を起こすシーン
を見たこたがありませんか?

 

冬山などで遭難して体が極限状態まで

冷やされると、

 

最終的には「お腹」に集まります。

 

極寒の中で眠ってしまうのは、体が脳よりも
お腹の方を優先して血液を送ろうとするからです。

 

これは逆に言うとお腹に十分な血液が

いっていないと、体は末端から順に冷えて

いくと言うことです。

 

お腹は十分な温度を回そうとするからこそ、

末端の手足は冷えるという訳ですね。

 

ですから、冷え性の改善には、まず、

お腹をしっかりと温めてあげるということが
先決なのです。

 

冷えにしても痛みにしても、体というのは

比較的安全な部位から順番にサインを

出します。

 

指先、つま先、足首、お尻、太もも、腰…。

 

ただ、そこを一生懸命温めても、

お腹が冷えていては、

その熱がお腹に回るだけです。

 

先にお腹をしっかり温め、その上で手足を

ケアしてあげることが大切なのです。

 

 

では、なぜお腹は、そんなに血液を

欲するのでしょうか?

 

それは一種の「飢餓状態」に陥っているからです。

 

飽食の時代ですから、栄養飢餓ではありません。

心の飢餓状態。つまり、あなたが大切にしている

何かが危機ににさらされている、ということなのです。

 

大切にしている何か。

 

それは、例えば地球環境、親子の絆、夫婦の会話と

いったものから、子供の頃の大切なコレクション、

掃除の仕方や靴の並べ方に至るまで、

 

誰が何と言おうと、あなたが
「これは大切だ」と思うことです。

 

私達はそうした自分の美意識やポリシーを

不定されるとお腹に力が入らなくなります。

 

そして相手の美意識やポリシーに合わせて

妥協を続けていると、

 

それはまさしくボディブローのように、徐々に

あなたのお腹の力を奪っていきます。

 

すると、体は血液を集めてお腹を守ろうとします。

 

その結果、手足の冷えが進んでしまうのです。

 

【心の処方箋】…あなたが「これは大切だ」と

思う事を一覧に書き出して下さい。

 

どんな小さなことでも、又そこに

明確な理由がなくても構いません。

 

一覧した中で、一番大切なものに○をしましょう。

そして目をつぶりお腹に手を当てて

 

「私は○○を大切に思う」と唱えます。

 

そしてもし、その一番大切なものを不定される

状況に遭遇したら、

毅然とした態度をとり、

自分の美意識やポリシーを守りましょう。