☆正倉院
『正倉院』
奈良時代に建てられた宝庫で、1997年に国宝に指定されています。正倉院の“正倉”とは、律令制に基づいて造営された官倉の総称で、米や税金・宝物を収納しておく倉庫のことです。
天平勝宝8年(756!
聖武天皇の四十九日の法要の後、光明皇后が
「天皇の大切にしていた遺品が手元にある限り夫を思い出してしまい悲しみに耐えない、東大寺の盧舎那大仏に全て捧げます」
と、愛用の品を納めたのがはじまりとされます。聖武天皇の遺品だけではなく、東大寺の大仏開眼の儀式で使われた品など、天平文化を中心とした多数の美術工芸品約9000が、千年以上にわたり収蔵されてきました。
創建当時のままの姿の正倉院。
間口 約33m・奥行 約9.4m
床下 約2.7m・高さ 約14m
建築様式は「高床式校倉造り」で、三角形の木材を井籠組(井の形状)に積み上げて四辺に壁面を作っていく建築です。湿気や浸水を防ぐ「高床式(高床倉庫)」で、床面を底上げして空中に浮かせ、各柱と床面との間には「ネズミ返し」と呼ばれる板が設置されており、宝物を守るのに効果的な造りとなっています。そして屋根は「軒丸瓦」です。
↑小学校(中学校?)の教科書に載っていましたよね♪それを目の当たりに出来るとは感動です💜
正倉は北倉・中倉・南倉の3室に分かれており
北倉は光明皇后ゆかりの宝物を保管する、最も重要な勅封庫で、天皇の許可なしでは開封できませんでした。中倉・南倉は東大寺に関係する品が保管されていたそうです。
正倉院の北側には鎮守神の「杉本神社」が鎮座されています⛩️
☆大仏池
正倉院からまっすぐ転害門へ行きたかったのですが、道に迷ってウロウロ💧すると美しい池が現れました✨
大仏池は東大寺大仏殿を眺望できるほか、紅葉の時期はとても美しく、春日山・若草山・御蓋山が稜線を並べ、池の水面に反転させているという絶景スポットなのだそうです。
☆東大寺転害門
『東大寺転害門(てがいもん)』
762年に建立された三間一戸八脚門の形式の門。天平時代の東大寺の伽藍建築を想像できる唯一の遺構で、国宝に指定されています。かつて東大寺の西側にあった3つの門のうちの佐保路門で、現存する唯一の門となります。なんと転害門は2度の火災を免れ、創建当初の奈良時代の建築を維持しており、東大寺の境内ではとても貴重な存在となっています。
八重桜とのコラボレーションが絵になりますね🌸
東大寺再建の落慶法要で上洛する源頼朝を刺し殺そうと、平景清が潜んでいたという伝説が残されています
石段の最上段には盃状穴🍶
何のためのものなのかはハッキリしていないそうです。
なんと❗️
こちらは私の大好きな土門拳さんのお気に入りだった柱なのだそう🩷
来て良かった〜🙏
上部はこんな感じ。
私もこの柱の虜になりました💕
柱の礎石に日の光が当たると温かくなるため、野良猫がお昼寝をし、柱が傷つけられる被害が出ているとのこと。可愛いですが餌は与えないようにしましょう🐈
☆組入天井
格子天井の裏側にもう一枚板を張った天井で、奈良時代から平安時代前期にみられる建築様式です。
格式の高い建造物や身分の高い人の座敷に用いられていました。
石仏様たち⭐️
思いつきでこちらまで来ちゃいましたが、転害門を見ることが出来たのは大きかった♬かなりオススメですので、皆さん東大寺行かれたらぜひ足を延ばしてみてくださいね❗️
最後に「東大寺ミュージアム」を拝観
ということで、奈良の記事はこれにておしまい☆
皆様、お付き合いいただきありがとうございました❣️
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