ということでお地蔵様の記事を書かせていただきますね(^^)
地蔵菩薩についてはかなり奥が深く、とても1日ではご紹介できませんので、今日は「地蔵盆」を中心にご紹介いたします。
“子どもの守り神”
という印象が強い地蔵菩薩。
サンスクリット語では「クシティガルバ」
クシティ…大地
ガルバ…胎内・子宮
という意味を持ち、意訳して「地蔵」とされます。
なぁるほど!
それで子どもの守り神と信じられているのですね
日本での民間信仰では「道祖神」としても親しまれており、私たちにとってとても身近な仏様です。
そして昨日の23日〜本日の24日は「地蔵盆」
地蔵菩薩のご縁日は毎月24日で“地蔵会”といいますが、その中でもお盆に近い旧暦7月24日を“地蔵盆”いいます。現在は新暦7月24日と、月遅れの8月24日前後に行う地域とに分かれていますが、どちらかというと後者が多いようです。
この地蔵盆は寺院に安置されている地蔵菩薩ではなく、道祖神としての…よく路傍や街角で見かけるお地蔵様「辻地蔵」が対象となります。
近畿地方を中心として盛んに行われる行事で、地蔵信仰の浸透していない東北地方や関東地方ではほとんど行われていないそうです。
ただ離れた地方でも行なっている地域はあるようで、長野県の善光寺や、私の出身地である宮城県では気仙沼市で行われているとのこと。
地蔵菩薩は、菩薩の中でも特に愛情が深いといわれ、助けを求められると例えそこが地獄であっても助けに行くといわれます。
地蔵菩薩の本地仏は閻魔大王。
地蔵菩薩は閻魔大王の化身といわれることから、罪深い人が死後に地獄に落ちて閻魔大王の裁きを受ける際に、地蔵菩薩の功徳により助けられるとされます。
そんな愛の深い地蔵菩薩は、賽の河原で石を積む子どもたちを守り、得を与えて成仏させる仏様として大切にされてきました。
これはどういうことかといいますと、仏教では親より先に子どもが亡くなると罪が深いとされ、子どもは地獄に堕ちてしまうとされます。地獄から抜け出すためには、境目に流れる川「賽の河原」の石を自分の身長より高く積まないといけません。
なので親たちは賽の河原にいる子どもを助けてほしいと、成仏させてほしいとお願いしたといいます。
このことから、地蔵盆では子どもがお地蔵様の前に座り、その加護を祈る習わしになっているそうです。
子どもが主役の地蔵盆。
当日にはお地蔵様の像を洗い清めて新しい前垂れを着せて飾り付け、たくさんのお菓子やおもちゃなどをお供えし、子どもたちに振る舞われます。
また「数珠回し」という直径2mほどの大きな数珠を子どもたちが囲み、僧侶の読経に合わせて順番に回すなどの風習があります。
子どもたちにとっては、自分が主役の楽しみなイベントなのでしょうね♪
地蔵菩薩の他の伝承などは、これからの地蔵菩薩のご縁日の中で書いていけたらと思っております♪
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