東京ドーム 試合を振り返る
4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦
○ 王者 井上尚弥(31=大橋)
TKO 6R1分22秒
● WBC同級1位 ルイス・ネリ(29=メキシコ)
入場から会場中テンションマックス。布袋のソロギターが盛り上げる。ピリピリのムードの中
第1ラウンドが始まる。両者ともにしっかり作りこんでいてキレキレだ。そんな中まさかのダウン。
倒れたのは井上の方だった。おい!うそだろ! と私も絶叫してしまったよ(;^^a ダメージはそれ
ほどなさそうに見えたが、相手はネリ、何とかしのいでくれた。そして2Rには左のショートでダウ
ンを取り返す。これはタイミングだけでネリもノーダメージ。3Rにはそろそろ相手を見切った感じ
の井上。しかし ”見切る” ってよく使われる言葉だけどいったいどんな感覚なんだろうね。凡人には
一生分らないのでしょうね。5Rも左のショートでダウンを奪う。今度は少し効いたぞ。でもこんな
程度で沈んでもらっては困る。私も一番叫んだシーンかな? ” 立ってこい!コラーッ!” 60歳のジ
ジイが冷静に思い返すと恥ずかしい(;^^a 6RのKOシーンは芸術だったね。右のアッパーから右の
ストレート。ある?そんなコンビネーション? いやぁ、流石モンスターだわ (@_@)
WBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
●王者 ジェイソン・マロニー(33=オーストラリア)
判定 0-3
○ 同級5位 武居 由樹(27=大橋)
これもなかなかの試合だったね。武居はここまで8戦8勝8KO パーフェクトレコードではあるが、
相手はモロニー。ちょっとまだ早いんじゃないか?が戦前の予想だったが、結果的に終始圧倒して
しまった。しかし最終ラウンドの攻防は盛り上がったねぇ。もうポイントはゆるぎないんだから
足を使うことも考えられるのに最後まで倒しに行く。その結果良いパンチを貰ってしまいダウン寸前。
逆転KOの危機。それでも逃げずクリンチもせずノーガードで打ち合う。ボクサーの本能なのかね?
長谷川穂積や坂本博之を思い出したよ。人気出るわな。大事なことだ ^^
WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
○ 王者 井上 拓真(28=大橋)
判定 3-0
● 同級1位 石田匠(32=井岡)
予想通りのつまらぬ試合。コメントなし。
WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦
○ 王者 ユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)
判定 3-0
● 同級3位 桑原 拓(29=大橋)
これは更につまらぬ試合でした。桑原は世界タイトルに挑戦できるレベルではない。そんな逃げな
がら擦るようなパンチではクリーンヒットしても相手は倒れんよ。こういうマッチメイクはやめて
欲しいなぁ。それを倒し切れないユーリにも残念。
スーパーバンタム級8回戦
○ WBO3位 TJドヘニー(37=アイルランド)
TKO 4R2分51秒
● ブリル バヨゴス(22=フィリピン)
もしネリが体重超過を犯したらこの試合はキャンセルされ、ドヘニーが井上へ挑戦することになっ
ていたが無事にネリがリミットをクリアしたため普通に前座試合となった。ドヘニーは ネリー!
体重超過しろー! って思っていただろうね^^
後の4試合のために ナマか?双眼鏡か?会場のモニターか?どれをどんなふうに観ようか試しなが
ら観ていたのであまり試合内容は記憶に残っていないや
これでバンタムは4団体すべてのチャンピオンが日本人になった。
この後どうするのよ?中谷と武居は今後も是非見たいチャンピオン。西田は今後次第。拓真は那須
川に替わってもらい、4人で4団体を統一するトーナメントでもしますか?あー、でも潰し合いはもっ
たいないなぁ。暫くはそれぞれで防衛戦をしてもらいたいところだね。