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久々に秋の北海道。
昔、トム・ソーヤの冒険を見て、自分がこの先どんな楽しい冒険へ出られるか、ワクワクして遊んだ林。
あの頃よりは整備されて、少しだけ今風。
日曜日の昼から、始まった激動の日々。
やりこなし、眼下には苫小牧の夜景。
そして、バニラエアが遅れて、結局終電。
有難い。少しだけ、ゆっくりとできる。
成田空港の外で、プレモルさん。
…８月３日、客先でプロジェクトの大事なところをあれこれやっていたときに、姉貴から連絡があり、オヤジが緊急入院手術。
予定していた帰省の１日前。
おいオヤジ、フライングだ！
仕事を切り上げさせてもらい、車で北海道まで。
ICUで、主治医「麻酔が効きすぎているかも」
で、様子見。
で、さらに様子見。
で、結局１週間目覚めず。
北海道脱出の直前に目が覚めて、力ない声で少しだけ会話。
その後、少しずつ体力も戻り、転院し、このまま快方に向かう、ものだと思っていた。
のに…
１０月１４日の日曜日の昼前、姉貴から心配なLINE、そして、呆気なく永眠。
突発で帰省し、既に実家に横たわっている、白い布で顔を隠したオヤジと対面。
火曜日に通夜。
水曜日に告別式。そして、今、成田空港、少しだけゆっくりの最中。
…呆気ない。
人生そんなもん。
仕事柄、死や、人生をどう生きるかを、普通の人よりも遥かに多く深く考えているので、心はとても落ち着いている。
そのうちオレも死ぬ。間違いなく。
だから、よりいっそう、深く考えて、残された人生を最高のものに。
おいオヤジ！
頑固者だけど、自分で決めたこと文句言わずに責任果たす、凄い人だったぞ！
これからは少し肩の荷をおろして、気楽に、ゆっくりと休めよ。
オフクロを見守りながらな。
遠い遠い、遠い先々、また一緒に飲もうな。