葡萄ガリー
北陽ファンの娘へ・・・と、サイン色紙が届いた。
もう大喜び。
仲本さん感謝です。
今日は早朝から山梨へ。
1000円高速を利用する人が増え、行楽地へは今までにない渋滞が・・・
・・・ガラガラであった。
中央道勝沼ICで降り、一本目の信号を左折する。
その道は河口湖へと続く裏道なのだが、別名<葡萄狩りの道>と称されるほど多くの葡萄農家が
林立している。
予想に反して道程がスムーズだったため、時計を見るとなんと7時!
・・・バカか?
閉まっている農場周辺を県外ナンバーがウロウロしている!と通報でもされ兼ねないので、とりあえず
ハザードをつけて停車した。
ふと右手を見ると、そこには一軒の小さな農家。
これから畑へと向かうつもりなのであろう、一組の老夫婦が玄関先から顔を覗かせた。
・・・見てる。
・・・なんか言ってる。
軽く会釈を交わし、窓を開けてみると・・・
「葡萄狩りかね?」
「ええ、そのつもりなんですが早く着き過ぎちゃって」
「はええってのは2時3時をいうだ」
「・・・はあ」
「2時から居るのか?」
「滅相もございません」
「摘ませてやるから、車ぁこっち寄せて。畑ぇ連れてくから、茶でも飲んで」
ぶっきら棒だが温かみのある夫婦だった。
流石に甲州の朝は冷える。
出された熱いお茶に口をつける。
「今年はダメだ。初夏に雨が多くて、その後が暑過ぎだ。おかげで半分くれえ捨てた」
「半分も・・・ですか」
「ああ。ピオーネも甲斐路もロッソもダメだ。これなら去年の虫付きの方がよっぽどマシだ」
「ああ、あのカブトムシが異常繁殖して・・・ってヤツですね」
「アレはアレで売れるからな」
しっかりしてるオヤジである。
その後農場へと移動。
問題なく育ったという、巨峰の棚へと案内された。
「ほれ。向うにあるのがロッソの棚なんだが・・・」
見ると確かに酷い有様だった。
実が大きくなり掛けた所で、ぶつぶつと潰れていってしまうのだとか。
異常気象の実害は、こんな所にも爪痕を露にしていた。
来年はこのおっちゃんのとこでOFFやろうかね(笑)