レッド・ツェッペリン 2014リマスター盤その3 | ぐれむりんの気ままなブログ

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勝手気ままな★備忘録★レビュー

2014年から2015年にかけて発売されたレッド・ツェッペリン(以下ZEPPと表示)の最新リマスターCDレビュー第3回目です。


ZEPPのCDは、1986年の初CD盤(音は最悪だって)、1994年の初デジタル・リマスター盤(高音質です)、そして今回の2014~15年リマスター盤

それ以外でもベスト・アルバム用にリマスターされた音源があります。


僕が持ってるのは、1994年盤と最新リマスター盤。

86年CDも所有してますが、押入れの奥で長い眠りについておりますね。


今回、まさに気まぐれで大人買いした最新リマスター盤デラックス・エディションなのですが……

ハッキリ言っちゃっていいですか?言っちゃいますね。

ジミー・ペイジのマスター・ベーション・リマスター盤です。

■もちろん僕個人の感想です。

ジミー・ペイジの自己満足の世界、ただそれだけのリマスターですね。


ZEPPの1994年リマスター盤って、実は何気に音が良いんです。

ハッキリ言って、1994年盤の音を劇的に変えるなら、リミックスしかないって思います。

賛否両論あると思うけど、ジョン・レノンミレニアム・リミックス盤は劇的な音の変化でした。

その後に発売されたオリジナル・リマスター盤が粗悪に聴こえるくらい、音が良いです。

音が良いというより、現代的な音になってますね。

ビートルズリミックス盤イエローサブマリンも劇的な音の変化でした。


ZEPPの1994年盤と2015年盤のCDを聴き比べています。

まあ、環境的には劣悪なiTunesであり、iPodであり、生粋のオーディオマニアから鼻で笑われそうな環境での聴き比べなのですが、僕的には、高価な機器で聴かないと違いの分からないリマスターに価値は無いって思ってます。


今日は、休日ってことで、ブルートゥース・スピーカーで聴いてます。

1994年盤と2015年盤の楽曲を交互に流して、違いがあるのか?聴き比べです。


確かに、音は違いますね。

違うリマスター盤を交互に流してるから……という思い込みも入ってるとは思います。

1994年盤にくらべ、2015年盤のほうが若干音圧が低いってのもあります。


ただ、これはどちらの音?って聞かれても、答えられないくらいの違いです。

音がクリアーとか、臨場感がとか、迫力がとか、目の前で演奏してるみたいとか……そんなの嘘っぱちじゃん!

いや、嘘っぱちじゃなければ、どんな高級機材でどんな凄耳で聴いてるの?って感じ。

それとも僕の耳年齢がリマスターの音について行けてないのか?


誤解しないでほしいのは、2015年リマスターの音が悪いとか、否定的な意見ではないってこと。

1994年盤も2015年盤も、充分に聴きごたえがあるんです。

ジミー・ペイジのマスター・ベーションって書いたのは、作者本人が1994年リマスターを聴いて気に入らない部分を最新リマスターで改善しましたって、まさに自己満足の世界。

そして、ZEPPファンはその自己満足の世界を喜んで受け入れてますってことなんだよ。


例えば、「ジョジョの奇妙な冒険」の作者、荒木飛呂彦さんが「バオー来訪者」を今の作画力で全て描きなおしたらファンは狂喜乱舞するでしょ。

それが1994年リマスター盤なんだね。

描きなおした「バオー来訪者」の粗を修正して再発売したのが、今回の2015年リマスター盤。


たぶん、そんな感じ、僕的にはね。


もちろん、僕は喜んで買い直します!

そして、描きなおされた部分を探して見つけて喜びブログに書きます。

それが今やってる1994年盤と2015年盤の聴き比べね。

まったく否定的な要素は含んでません。

それどころか、毎日ワクワク楽しく聴き比べしてるくらいだよ。


だったら、ファンじゃない人たちはどうするのって?

これからファンになろうかなって人はどうするの?


結論から言うと……

1994年盤と2015年盤ならどちらを聴いても同じですってこと。

ただ、1986年盤は避けた方がいいです……間違っても中古ショップで激安で購入するのは止めた方がいいですね。


前回、その2でも書きましたが、1994年盤と2015年盤の音の違いは、1994年盤の方が高音が強く迫力があり、2015年盤は高音が抑えられた分、ベースとドラムスが聴きやすくなったってこと。

ただ、その違いはファンが(劣悪な環境で)聴き比べして何となく気が付くレベルってことね。


もし、ZEPPに興味を持った若いファンの方がいれば、揃えやすい方を聴いた方がいいです、どちらを聴いても大差ないですって言いたいですね。

ただ、僕的には2015年リマスターを推薦。

だって、ジミーおじいさんが2015年の音はこれって出した最新リマスターだもん。

曲によっては一聴して音質の変化を感じる曲もあったりするし。

音のバランスは2015年盤の方が良くなってる気がするもん。

まあ、それもファンのマスター・ベーション・レベルの変化ではあるけれど。


ってことで、そろそろZEPP聴き比べもおしまいかな。

今後は僕のiTunesライブラリーから1994年盤が消えていくことになるでしょう……。

実は何気に、2015年盤の音には満足してるんだね。

1994年盤と大差はないけど、最新の音はコレですから。