まじかる~
って、
佐藤健太郎さんの作品
魔法少女・オブ・ジ・エンド
まじかる~ですね。
※この先はネタバレ注意だよ。
以前に紹介した、魔法少女プリティ・ベルはマッチョが魔法少女に変身するギャグだったけど、こちらは、魔法少女が惨殺を繰り返すスプラッタ漫画です。
とにかく、人が死にます死に過ぎます殆どみんな死んでます。
でね、魔法少女が人間を惨殺する時の台詞が、可愛らしく?「まじかる~」ってね。
始まりは、どこかで読んだことのあるような、ありきたりな設定。
いつもと変わらない退屈な日常がずっと続くと思ってた。
けど、それが激変するんだね、うん。
例えば、「ハイスクール・オブ・ジ・デッド」や「神様のいうとおり」や「ハカイジュウ」なんかが同じ設定だね。
本格的なものだと「アイ・アム・ア・ヒーロー」とか。
ゾンビの代わりに魔法少女が登場……。
魔法少女に殺された人間は、みんな魔法少女(ゾンビ的な)になって復活。
日本中が一気に「まじかる~」ってなっちゃう。
まあ、ほとんど「ハイスクール・オブ・ジ・デッド」そのまま。※こっちはゾンビだけどね。
と、思ってたら……途中から、意外な展開が始まって、何やら面白くなってきてます。
魔法少女は誰が何の為に作ったのか?
魔法少女・オブ・ジ・エンド計画とは?
魔法少女を作ったのは、ヒロインの「つくね」ちゃん?
まあ、一番面白いのは、極悪非道なオカッパ頭の警察官。
卑怯でエロで人間のクズなのに、なぜが大活躍中……。
主人公より主人公(卑怯でエロで最低のクズだけど)っぽいね。
この作品に引き込まれてしまったのは、※まだ先は解らないけど、今までの日常崩壊系漫画と違って、魔法少女は何者で誰が何の為に作ったのかって、その伏線と謎解きが随所に登場するところだね。
まだ4巻までしか読んでないけどさ。
魔法少女の攻撃で10年前に飛ばされた主人公が見たのは、幼い頃のヒロインつくねちゃんが描いた魔法少女の絵。全部、自分たちを襲ってきた魔法少女だ……。
「つくねは、悪魔のような女」という同級生の証言。
10年前のつくねの父が言った意味深な言葉。
そして、魔法少女計画を進める謎の2人組。
つくねちゃんの豹変。
今までの日常崩壊系のように、理不尽な現実から生き延びる……じゃなく、そこに謎解きの要素が加わってるのが、この漫画の面白さだね。
でもね、
とにかく、人が死ぬよ。
スプラッタだよ。
ぐっちょぐちょのべっちょべちょだよ。
そういうの、大丈夫な人には楽しめる漫画だよ。