あっというまの4年間でしたが中身は濃かったなあと思います。
色々と思い悩むこともありましたが、自分のベストを尽くしてきたと言えます。
役職や一般質問を通じて今を振り返ってみたいと思います。
田中陽介 37歳 野洲市木部824
【 任期中の議会での主な役職 】
1年目、2年目
議会運営委員会 委員長 → 議会運営全般を担当。議会のNO.3
総務常任委員会 副委員長 → 総務全般を担当。
議会改革推進特別委員会 委員 → 議会改革を担当。
議会だより編集委員 →議会だよりを担当。
3年目
環境経済建設常任委員会 副委員長 → 農業、土木、道路、商工業などを担当
環境経済建設常任委員会 委員長(途中から)
議会改革推進特別委員会 副委員長
議会だより編集委員
4年目 (現在)
副議長 → 議長のサポート、代理など。議会のNO.2
議会だより編集委員
環境経済建設常任委員会 委員
【 今受け持っている 役割 】
〇=議会 △個人の仕事 □地域の役割や市民活動
〇野洲市議会議員 副議長
△株式会社アンシェルブ 代表取締役
△グリーンコープしがまる生活協同組合 監事
□一般社団法人フードバンクびわ湖 監事
□一般社団法人野洲青年会議所 副理事長
□野洲市農業者クラブメンバー
□野洲市商工会青年部メンバー
□おいで野洲まるかじり協議会メンバー
□野洲市消防団中里分団
△ファンキーファームタナカ 代表
□満月マルシェ 主催メンバー
以下、一般質問の履歴。下線部は行政の回答、赤字は実際にどうなったか。
一般質問 「環境や農業について」
①2017年11月 PCBの廃棄についてしっかり準備できているのか⇒法律に基づいて漏れの無いように、47年以前のものは全量調査していきたい。
②農福連携やエディブルシティについて野洲市ではどうか⇒現在野洲市では行っていないが、自分たちの生産する食べ物から社会を作っていくという概念は大切であり、そうした活動は行っている。
③2018年5月 放射能汚染土壌が野洲市の公共事業に使われることはあるのか⇒現状利用はしていない。今後のことは今の時点では判断できない。健康のことが第一。土壌は長距離移動させるものではないし、あり得ない。(市長)
④2018年8月 農薬のヘリ散布について⇒法律順守が大前提。できていない点は対応しないといけない。
⑤2018年8月ブロック塀の安全確保について⇒通学路は調査した。今後の対応は国の制度設計に従って進めていく。
⑥2019年11月 野洲市における環境負荷削減の取り組みについて⇒ 市として従前から取り組んでいる。例として自動販売機の更新の際には環境負荷の少ないものにするよう促していく。
⑦2020年6月 空中防除の際の農薬ドリフト対策について⇒ 現場を実際に視察に行けていないということから、現場での抜き打ちの現地調査をこれからしていくと回答。
⑧2020年9月 気候変動における熱中症対策について⇒ 社協さんの資金支援などによりエアコンの導入についても相談を受けている。給食センターも危険なので検討が必要。学校でも熱中症についてしっかり周知していく。
一般質問 「まちづくりについて」
①2017年11月 野洲市でのびわ湖Free Wi-Fiの設置について⇒提案があれば検討する。南口の整備の中で検討したが、セキュリティの問題もあるので、今後ニーズにあわせて検討していく。
②2017年11月 琵琶湖岸の施設の活用についての活用法や教育との連携はどうか⇒バスの増便などは厳しい。教育との連携は非常に効果があると思うが、課外の時間が限られているので各校の裁量に任せる。
③2018年2月 まちづくりへの市民参加とまちづくり条例について⇒市民参加は従来もこれからもオープンにやっていく。市民参加は人数が多い少ないではない、動員はしない。
④2018年2月 市民活動センター移転について⇒移転前とサービスとしては変わっていない。つながりやすい配置ではあると思うので、まだ移転したところ。実績と検証に基づいて判断して頂きたい。
⑤2019年6月 まちづくり寄付金の使い方について(これを財源とした補助金の対象選定の問題について)⇒ 柔軟に運用できるようにと制度設計しているので、この補正という方法で問題ない。丁寧に補助金が使ってもらえるように周知していく。
⑥2020年12月 前に進む私立病院整備について⇒ あらゆる可能性を考えるが今のところ現地建て替えしか考えていない。選挙公約=民意=民主主義だ。
⑦2020年2月 これからのまちづくりについて⇒ 地域おこし協力隊はじめ、地方創生事業も活用できていないので、地方創生について色んな提案を頂き検討していきたい。
⑧2021年6月 野洲駅南口周辺整備の進め方について⇒ 病院整備はB、にぎわいはA。総合的に年度内に方向を定めていく。基本構想は積み上げたものなので、基本的には変わらない。
一般質問 「教育、福祉、人権について」
①2018年5月 部活動について地域の人たちの参加により多様化できないか⇒システムの導入を県単位で検討している、野洲市としても試行錯誤し前向きに検討していきたい。
②2019年2月 同性カップルに対するパートナー証明書について⇒法的根拠と受益について、相続について法的な議論が必要。市民病院や市営住宅など市のサービスにおいては適応できることはあるが、社会の仕組みとして考える必要がある。
③2019年2月 放射線副読本について ⇒各学校に対応をゆだねている。中学校2校小学校4校が配布。配布していないところは検討中。国のことを教育委員会がどうこう言いにくいが授業に使う部分では問題はあるのかと思う。(教育長)⇒この質問から市長が副読本を調査し、問題があるとして、全国で初めて放射線副読本の回収を指示。全国紙でも取り上げられ、注目される。
④2019年6月 市役所における難聴の方への対応及び、認知症検査における難聴の方への対応について(最新技術のスピーカー「コミューン」導入を提案)⇒個別対応していく必要があると考える。有効性があるとは思う。直ちには考えていないが、今後対応のなかで考えていく。⇒この時の提案が生きており、2020年のコロナ対応の交付金事業を含め、現在までに12台の「コミューン」が野洲市に導入されました。
⑤―①2019年11月 一時預かり保育の現状と今後について⇒ 現状に問題があることは把握している。抜本的には待機児童の解消のために施設の整備をするしかない。
⇒⑤―②2020年12月 安心して子育てできる環境確保と充実について、多胎妊産婦の支援について⇒施設整備で対応していく。複合的な子育て支援の中でケース別に丁寧に対応していく。⇒今年度、小規模保育施設を2件公募することで一定待機児童をなくし、一時あずかりが本来のカタチになるよう期待されている。
⑥2021年若年層のワクチン接種について、マスクについて⇒ 積極的に打つことを推奨するのではなく、あくまで自己責任において打ちたい人が打てる環境を推進していく。また、若年層に対しては丁寧に説明していく。中学生以下のマスクについては状況や個別のケースにより着けないことは認めているし、それによる偏見やいじめがおこらないようにしている。
一般質問 「市政運営について」
①2018年5月 副市長の選任について⇒簡単にいい人は見つからないし、いないことは問題ではない。引き続きふさわしい人がいれば選任したい。
②2018年8月 広報としてのSNSの活用について⇒SNS活用の議論はしていないが、今後必要に応じた検討はしていく。(継続)
③2018年11月 過徴収した固定資産税の還付及び市の対応について⇒ 過徴収を28年からしている認識がなかった。調査し対応する。⇒ 結果として、市長が調査され、指摘した市の過失のおける4件の過徴収がこの質問で発覚し、次の議会で市民への損害賠償として認められるという成果が出ました。この後、他市でもこの問題が顕在化してきており、野洲のこの案件が一つの事例となったと聞いています。
④2019年8月 広報、広聴、発信、について(SNSの取り組みなど)⇒ 評価を頂きながら改善していく、この基礎調査をもとに必要に応じこれから検討していく。⇒ SNSによる情報発信については、この後LINEによる野洲市の防災SNSが実現し、現在も稼働中。
⑤2020年2月 代表質問 ざっくりしていてまとめられませんが、市民参加についてや考える教育について、野洲市の職員の教育について、議会事務局との関係についてなど大きな考え方について多方面にわたり質問しました。
⑥2021年2月 行財政改革について⇒ 目標値はこれからでまだ決まっていない。職員が成長できるよう新しい仕組みを具現化していきたい。ふるさと納税も進めていく。体験型など企画も必要になってくるので、提案されたモノからコトへという観点も検討していきたい。(副市長)
【提案者として作成し、可決された意見書】(議会として国へ提出)
①2020年3月
「自家増殖を原則禁止とする種苗法改正の取りやめを求める意見書」 可決採択
②2021年9月
「財政収支黒字化目標を撤廃し、国民のために必要な財政出動を求める意見書」 可決採択