忘れてはいけない村。 | ふんころがし-日本に根をおろす-

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夫婦、チカラを合わせて自分より大きなふんの玉を一生懸命に転がす「ふんころがし」。そんな夫婦でありたい私達の毎日を垣間見ませんか?

ふんころがし-台湾を転がり中--01 sept-2
この写真を見て、私が何について書こうとしているのか、
すぐに分かる方がもしかしたらおられるかもしれない。

きっかけはホテルのロビー近くで売られていたポストカード。
上の写真とほぼ同じアングルのカードを見つけ、レトロで良いなーなんて思っていた私。
博士にそれを見せると、”フランス人なら多分誰でも知っている村”なのだとか。

村の名前は「オラドゥール・シュル・グラヌ(Oradour-sur-Glane)」。
1944年6月、ドイツ・ナチス軍により村人のほとんどが虐殺された村だ。
そしてその悲惨な状態をそのまま遺した村。
(こちらをご参照までに ⇒ うずまき

そんなことを聞かされて私はあ然とした。
素敵も何も・・・悲しいカードではないか。

この村の存在を知り、とても気になった。
博士も機会があれば行きたいと思っていた場所だったようで、
ホテルの人にLimogesからどれくらい離れた所にあるのか聞いてくれた。
すると市内から車で30分程度の所だということが分かり、義母に相談し、早速行くことにした。

メモリアルホールがあり、当時の写真や映像を見ることができた。
そして通路を通り、村の入口へ。
よくは分からない、不思議な緊張感があった。

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村への入口。

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村人の虐殺後、村は焼き尽くされた。所々、外壁が残っている。

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何体もの遺体が投げ捨てられた井戸。

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遺族が焼け跡に置いた写真とメッセージ。

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お肉屋さん。

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ガレージだったのか、それともここに集められただけなのか。
この村には当時から考えると結構な数の車があり、博士も義母も驚いていた。

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男性が虐殺された場所のひとつ。

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女性・子供が集められた教会。その後、火が放たれ、焼かれてしまう。

1944年6月10日、この日一日でなんと642人もの命が奪われた。
ひどい状態がまざまざと見てとれるこの村。
目の当たりにするのは本当につらかったけれど、
それでもやっぱりこの土地に来る機会に恵まれて良かったと思う。

どの国も戦争で受けた傷は深い。
そんな過去を忘れず、繰り返さず、
戦争というものがどれほど無意味なことなのか、
全世界のひとりひとりが一日も早く気が付かないければいけない。