いなくなる
いなくなる
この世界から
いつかこの世界も消えてなくなる
ただ存在したという目に見えない過去だけが残り
目に見えるもの全てが消え去る時が来る
だったら後悔などしないよう
思う存分喚いていたい
100年後私を知るものはきっといない
100年後私はいない
パパもママも友達もアイツも
全てが過去となる
あたしはあたしのやりたいことをやらなくちゃならない
誰でもない
自分自身のために
媚びる必要も
繕う必要もない
いくら望んでもあたしはアイツにはなれない
いくら望んでもアイツはあたしにはなれない
人を羨むのと同じぐらい
きっと人は私を羨んでいる
誰しもがないものねだりばかり
盲目的に突っ走り
大切なものを振り落としていく
そして
残されるのは虚無的な断片と
偽者の自我
薄い存在意義
そうなるぐらいなら私は今 ここで死を選ぶ
あたしとして消えてしまったほうがマシだ
染まらないために
苦しみぬく必要があるんだ
いつも対峙する先に私がいる
少し未来の自分
鋭い目をした優しい心できっと笑ってる
分かってる
私は私という存在を
全力でまっとうするから