先日、病院に行ってきました。
いつもより待ち時間が短くて嬉しかったー![]()
私は、6年前に卵巣癌になって、
子宮と卵巣の全摘手術ののち、抗がん剤治療をしました。
それから定期的に病院に行って、様子見&骨粗鬆症予防のお薬をもらっています。
担当医と「もう6年になるんだねぇ〜早いねぇ〜
」と話をしながら、当時のことを思い出していました。
癌が見つかったのは、会社の健康診断ででした。
「悪性腫瘍の疑いがある」と言われて、怒涛の検査ラッシュの日々のなか、私のメンタルは微妙なところにいました。
現実味の無さと、この先どうなるんだろう?という不安。
時々無性に涙が出てきました。
私、死んじゃうのかなぁ…
抗がん剤って、辛いって聞くし…怖いなぁ…
ああ…もう…なんで私がこんな目に…![]()
みたいな感じだったような気がします(笑)
もう忘れました(笑)
でも、明確に覚えていることがあって。
ある日、考えてみたんですよね。
なんで私は泣いているんだろう?って。
そしたら、なんと。
私の亡骸を前におんおん泣く夫…
もう、生きる気力も無くしてボロボロになってしまうかもしれない。
仕事にも行けなくなってしまうかもしれない…
ああ…私が死んでしまったら、この人はどうなってしまうんだろう…
なんて…
なんて…
なんて可哀想な私達…!!!![]()
…的な
自分を悲劇のヒロインに仕立て上げて、
片方が死ぬ系恋愛ドラマにありがちなシーンを勝手に妄想して、
勝手に感動して泣いてたんです![]()
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それに気付いたら、涙なんか引っ込みましたね。
むしろ笑えてきましたね!バカバカしくて(笑)
冷静になれば、私が死んだところで身を崩すほど夫は弱くないし、
友人達もいるから一時的に悲しくなったところで、乗り越えていくんですよ。
それに、何よりまだ死ぬって決まってないし。
現にめっちゃ元気に生きているし![]()
それ以降は治療で体が辛いことはあっても、心が辛いということは特に無くて。
頼んで個室にしてもらって、DVDとか漫画とか、
めっちゃ持ち込んでたし![]()
抗がん剤受ける前日はTSUTAYAに行って、レンタルコミックしてくるのがお決まりだったし![]()
体調が悪くなる日の前日の夜は、可能な限りで好きなものを食べたし![]()
意図的に気分が沈むような情報は見ないようにしたし。
加えて、
初めての検査、
初めての個室、
初めての病院食、
初めての化学療法室、
初めての抗がん剤に初めての脱毛に続く、
初めてのウィッグ生活などなど
書ききれないほど初めてのことが多くて、それはそれで興味深かったんですよね…![]()
もう、好奇心がらんらんでしたよ(笑)
看護師さんに「いつも笑顔なのが心配です…弱音吐いてもいいんですよ?」って逆に心配されたのも面白かった![]()
不謹慎と思われるかもしれませんが、
ドラマチックに妄想を暴走させなければ、
闘病中でも幸せであれるんだな、と実感しました🍀



