私を私たらしめるもの | 22歳がんと闘う!ステージIII期→胸膜転移→Ⅳ期へ

22歳がんと闘う!ステージIII期→胸膜転移→Ⅳ期へ

21歳でがんになり、手術で摘出後、1年後に再発を宣告されました。
今までの経験や感情と、これから始まる闘病生活について記録していきます。

 
 

なんだか心の調子、いいかんじ。

 
 
退院しました。
ベットの上でTV見たり、本読んだりするだけの日々から解放される!味気ない病院食じゃなくてお母さんのご飯が食べれる!自分のベットで寝れる!日常を取り戻せる!
 
だけど、おかしいんです。
自宅に帰ってきてから、すごく違和感。
自分が自分じゃなくなったような。
 
何もできない、家で安静にしているだけの私。世間との温度差をすごく感じました。
 
 
病院では、カーテンの向こうの顔も名前も知らないあの人さえ、みんな病気と闘う仲間。腕には名前の書かれたリストバンドをして、私が私として認識されています。
何時に検査して、何日に手術、主治医との面談があったり、麻酔の説明を受けたり。私にも少なからず役割がありました。
寝ていても、看護師さんが来て血圧を測ってくれる、点滴をしてくれる。私のことを意識してくれる人がいました。
 
 
 
つまり何が言いたいかって、人との関係の中で自分に何かしらの役割があるって、すごく幸せなことなんだなと思いました。
 
1番それを実感できるのは仕事だけど、友達とご飯行くでも、誰かと電話するでも、それだけでも自分には役割があって、相手にとっても意味のある時間を生み出している。普段の生活の中ではそんなこと、絶対気付けなかったなぁ。
 
 
 
まだ治療も始まってないのに、、勝手にこんな疎外感を感じて、本日、わたくし枯れるほど泣きました。。。。
 
 
そして思ったこと!
 
これからの長い闘病生活を乗り越えるには、ただ受け身でいるだけじゃなくて、何か生産性のあることをしなければなと。
 
身体が第一だから無理しちゃダメだよ、今は安静にして、ってきっとみんな言います。もちろんそれはそうです。しかしそれだけでは心がやられてしまう気がするのです。もともとそういう気質なのです。
 
 
何か病気の克服とは別の目標を見つけたいな。
私ではない誰かにとって意味のあるものを生み出したいな。
そしてそれが、癌を乗り越えるモチベーションになったらいいなぁ。
 
 
 
10年後の私、見たか!?
22歳の私は、今とってもとってもとっても辛いけど、こんなに前向きだぞ。
 
適当に日々を過ごしてたら許さないぞ!