今日は、散歩にいきませんでした・・・

 といいますのも、昨日の夜、調子にのってコーヒーを飲み過ぎて、全然眠れなかったという、
いい年こいて、一体なにをやってるんだ、という状況になりまして・・・

 寝不足で炎天下を歩いて、熱中症で倒れても困りますので、やめておきました。


 ということで(?)、熱中症の体験談を書いてみようかと思います。



 前の仕事は、湿度の高い、狭い空間で作業する職種でして、真夏なんてもう、サウナの中で働いているような
状態でした。

 こういう状況では、いくら汗をかいても蒸発しないので、体温が下がらない→さらに汗をかく、という悪循環に
陥ります。

 私は特に大汗かきなので、前にも書きましたが、作業着がぐしょ濡れになり、生地の目が汗でふさがり、
作業中にしゃがんだときに、脚の方から追いやられた空気の逃げ場がなく、ホントに、作業着が風船のように
膨らんでしまうありさまでした。

 
 8月のある日、数ある現場の中でも屈指の暑さを誇る(?)ところにいきました。
だっくだくに汗をかき、何リットルも水分補給しながら作業し、夕方前にようやく終わって、
後片付けをしていました。

 すると、一緒に作業していた人達が、熱中症気味になったようで、何人も「だるい」「ちょっと気持ち悪い」と
言い始めました。

 自分はこれといって、症状はなくて安心していたんですが、ただひとつ、妙なことが。
まあ、実際そうだったので、伏字も使わずに書いてしまいますと・・・


 勃起が止まらない!!


 いえ、あの、ホントです。後片付けしながら、ずっと、そうなってるわけです。そのときは、

 「なんか変だけど、まあ、俺もまだまだ若いということかね」

 と、ちょっと喜んでいたんですが(?)、思えば、あのとき既に自律神経がおかしくなっていたんだと思います。


 で、それ以外に何も起こらず、翌日、また別の現場の作業を始めたのですが、作業場に下りたとき、
なんか、ものすごく暑いんですね。

 今まで感じたことのないような異様な暑さで、ふらふらしながらも、なんとか午前の作業を終わらせましたが、心臓はひどくドキドキするし、だるいような落ち着かないような状況で相当苦しみました。

 そして、お昼の休憩明けに、突発的に、ものすごい下痢。
ウチに帰って熱を測ると、何度だったか覚えていませんが、結構あったと思います。


 翌朝、微熱程度には下がっていたので、出勤。
ちょっとおっかない先輩と一緒の現場だったので、「調子があんまり良くないです」とも言えず、そのまま、
作業に。その日は、さらに運悪く、カッパを着て天井の低い、非常に狭い場所で中腰になってやる作業でした。

 作業中は別に体に違和感も感じず、ほっとしていたのですが、途中、作業機械がガス欠を起こし、
一度、中断することになりました。

 
 立ち上がって、膝から崩れて、それっきり。


 お風呂でのぼせたときの、ものすごくひどい状態といいますか、顔から血の気が引いて、
気持ち悪くて気持ち悪くて、立ち上がれない。


 ただ、作業時間は決まっているので他の人に介抱してもらうわけにもいかず、這うようにして地下室から
地上までの階段を上がり、作業車のところにたどりついたところで、またダウン。

 「なにか飲まないと、危ない!!」

 とはわかっていても、立ち上がれません。ただただ、へたりこんで、ハアハアいってるだけ。

 もう、カッパの袖から流れる汗が、滴じゃないんですね。延々、流れ続けてる。

 それを、もうろうとしながら、見つめてるだけ。


 その後何日か、閉鎖状況の作業から外していただき、体調もおさまったのですが、つらかったですねー!


 

 今年は、既に高温注意報がガンガン出ていますし、ホントに気をつけていただきたいと思います。


 まず、危ないのは、「自分が熱中症にかかっているのかどうか、わからない」

自分の場合は、下の方が妙なことになっていましたが、それ以外の症状はありませんでした。


 さらに、「その日はなんとかクリアできても、また暑い状況に身を置くと、ダメージが蓄積される」

 たぶん、1日目の後、涼しい環境にいたら、特に何事も起こらなかったんじゃないかと思うんですね。
それが、さらに追い打ちをかけて、おかしくなりかけてる自律神経を加熱したもんだから、アウツ。

 
 暑い中、スポーツなり仕事なりした後、「なんか、いつもと違うな?」と感じたら、決して甘く見ず、
熱中症の可能性を考える必要があります。

 以上、私の体験です。みなさん、無理をなさらず・・・