・・・ということで、昨夜は寝てしまいまして、さらにさらに、本日も、ネット→うとうと→本→うとうと・・・
の繰り返しで、今ようやく、昨日のことを書くべく、キーボードに向かったところです。
・・・。・・・。
東京国立博物館で、お正月、「博物館に初もうで」という、その年の干支にまつわるものを集めた展示が
催されています。
ここ数年、毎年行っているので、今年も上野駅公園口に出たわけなのですが・・・
「足の裏が痛い」
私、10年前にバイクの事故で、左脚の脛を"三つ折"にしてまして、もちろん、折れたところは治っていますが、
足の裏が地面に着くときの角度がしっちゃかめっちゃかで、うまいこと、均等に体重がかからないんですね。
それで、本当は、靴には気を使ってあげないといけないんですが、この貧乏性、4年間も同じ靴を履き続け、
クッションがへたりきってしまい、さすがに限界らしく。
ホントに、一歩ごとに痛むので、博物館でウサギさんどころではなくなってしまい、引き返して、
アメ横の靴屋さんまで。
新しい靴は・・・痛くない!クッションがしっかりしてる!
もっと早くに買っておけばよかったなあ、とウキウキしながら、秋葉原→日本橋と歩いていき、
「ちょっと!一枚目の写真、万世のカツサンドでしょ?・・・一体、どこで食べてるわけ?」
「・・・路地裏。郵便屋さんが通りかかって、非常に気まずい感じだった」
「・・・」
東京駅から山手線で恵比寿に向かいます。
1月2日だけ、東京都写真美術館の入場料が無料、ということで行ってきたのですが、
というもの、自分、写真のことが全くわからないんですね。
ただ、デジカメを持ってる、というだけで。
だから、「おー、この景色好きだなあ」と思ってシャッター押しても、撮れた写真を見ると、全然、
そのときの雰囲気が写ってません。
正直、モニターの前でガッカリします。またかよ、と。
で、参考になればいいなあと、美術館に行ってみました。
今回、偶然にも、スナップショットの特集ということで期待していたのですが、
が、が、
鷹野隆大「カスババ」
「カスババ」とは、カスのような場所「カスバ」の複数形。日々の生活のなかで、何となく苛立ち、何となく見ないようにしている何かの正体は「カスバ」だった-。
これが、全くもって、面食らったというか、ホントに、フツーの街中の写真なんですね。
いや、自分もただの街中というのが大好きで、ニヤニヤしながら何時間も散歩して、人から、
「それは、何が楽しいの?」と聞かれることばかりなのですが、その自分が、正直、
「?」
と、疑問に思ってしまう、ホントに、フツーの街の写真なんです。
珍しいモノがあったとか、ちょっといい景色とか、いい光の色とか、こういう見方があったか!とか、
そういう類のものではなく、ホントに、フツーの街中。
完全に呆然として、写真の前で立ち尽くしていると、ほとんどの普通の観覧者さんは素通りしていきます。
この前、ネットで偶然、「町並みの画像貼ってけ」というのを見つけました。
これだと、シャッター押した人の気持ちがすごくわかるんですね。
写真の上手下手はさておき、「なるほど、わかるわかる」と。
自分は、こういうの大好きなんですが、鷹野さんの写真は、それとは違う。
あえて、わざわざ退屈な場面を撮っているのか?
だとすると、狙いはどこにあるのか?
???
もう、勉強しにきたどころか、なにか、根本的なところからわからなくなってしまって、
?マークを頭の上でぐるんぐるん回転させながら、美術館を後にしました。
おそるべし、芸術の世界、おそるべし。
そのまま、一駅分歩いて、渋谷まで。
駅前は大変な人出。
写真を撮ると、実際に目で見ているのより随分と白っぽくなってしまったので、この前覚えた露出補正
というスイッチを押して、あーだこーだ苦労して撮ったのですが、
そもそも、写真ってなにさーーー!?!(大混乱)