児童精神科病棟は監獄でした
こんにちは、ふみあきです。
Twitterでゆうこすさんが精神科の話題について触れていたため、なんとなく昔のことを書きたくなりました。
児童精神科の病棟ってどこも制約が多いものなのでしょうか?少なくとも、ぼくが10年ほど前に1週間だけ入院していた病棟はガチの監獄でした笑
当時のぼくは、24時間気持ち悪すぎて何もできず体重が26.8キロになってしまったので、これはやばいということで入院を宣告されました。
そんな懐かしき記憶について掘り起こしてみます
病室に持ち込めるのは5冊のマンガのみ
児童精神科の病棟は、いろいろな制約がありました。覚えている限りではこんな感じ。
・マンガは5冊まで
・ゲームやカードは19時から20時までの1時間のみ
・テレビは大部屋に1つだけ
入院前に荷物検査があって、娯楽の品はすべて看護師さんに没収されます。
男の場合はゲームやカードだったのですが、女の子はぬいぐるみとかビーズ系が没収対象だったような記憶があります。
没収されたもので遊べる時間は決まっていて、指定の時間に「これで遊びたいです」という報告をするわけです。
すると、看護師さんが没収したものをゴソゴソと漁り、申請した娯楽品を手渡してくれます。
遊べる部屋も決まっていて、看護師さんの目が届く範囲、その病棟ではプレイルームと呼ばれる大部屋の中だけでした。
ちなみに、テレビもこの部屋にしかありません。
「テレビを見たければ病棟のみんなと仲良くしなさい」
ということです。
ぼくはプレイルームには行ってないのですが、毎日チャンネル戦争が勃発していました笑
テープで補強された開かない窓ガラス
当時入院していた病棟はとても古い建物でした。
割れた窓ガラスをテープで補強していたため、隙間風が入ってくるんですよ。窓ガラスはビルのような開けられないタイプで、脱走防止?で外側に柵が設置されていました。
トイレは共用で、学校のまんま笑
きしむベッド(尾崎)
一応名誉のために言っておくと、新しい病棟を建設中でした。窓から工事の様子が見えるのですが、日中ずっとうるさい笑
覚えている限りではこんな感じです。
実際の監獄は分かりませんが、中学1年生のふみあきくんには監獄よりもやばい場所と認識されていました笑
本気の脱走計画を立てる
当時のぼくはガチで脱走するつもりでした笑
廊下に病棟と院内の簡単な図があったので、トイレに行くたびにその図を記憶。それを覚えている範囲で紙に書き起こして院内の地図を作成しました。
窓ガラスの強度も確かめましたし、ナースステーションをくぐり抜けるために看護師さんの見回り時間も記録していました。
当時の自分すごい笑
脱走したかったのもあるのですが、なにより暇だったんですよね。遊べるものはないし、テレビを見ることもできないし、インドアの趣味は持ち合わせていないし、そもそも体調悪くてそれどころじゃないし。
結局、1週間くらいで一時帰宅。1週間で1.5キロくらい太るという課題をクリアして退院したので、脱走は未遂に終わりました笑
これは後から聞いた話で、病棟では年に数回脱走事件が起きるらしいのですが、警察沙汰になることもあったそうです。
当時の自分ナイス耐え
この病棟は倫理的にどうなん?
親の同意はあったものの、当時のぼくは入院するなんて知りませんでした。
なんなら精神科に行くことも知らなかったし、親もとりあえず体重やばいということで入院させているので、家族全員よくわかっていなかったと思います。
よくわからず受診したら急に病棟に連れていかれました。その後の精神状態は、上の文章で察してください笑
こんな時代遅れの病棟は今も生き残っているのでしょうか?
協調性とか自主性とかそういうのは大人のエゴです。ぼくもこういう要素は大事だと思っていますが、あんな苦しい状況に追い込んでまで身に付けさせるものではないと思います。
1週間だからギリ耐えたけど、もう1週間あったら確実に脱走してた笑
今回は、摂食障害と診断された当時のことを思い返しつつ書いてみました。こういう場所の事情を知っている方や入院経験がある方はコメントで教えてください