ハワイ夏2022(54)タイムシェア説明会 | ふみプレイス

ふみプレイス

Welcome aboard. This place is new my life.

本日は、午後からマリオットのタイムシェア説明会に参加する予定です。

この件に関しては、今回のブログ記事の冒頭でもヒルトンのケースと比較しながら、その体験談を載せておりますが、今回の記事内容は、前回に記載した事柄の重複を出来るだけ控えながら、それとは別の情報も記載します。

これまでのの体験から申し上げると、こういった情報は、かなり大胆に変化します。それは、そもそもにタイムシェアのセールス担当者による説明が曖昧で、売り手側に都合の良い話にしているからだと思います。

そしてまた、実際にも状況がいろいろと変容するのです。

これに関しては、ハワイという有名観光地の事情ばかりではなく、タイムシェア業界も社会経済状況に対応しながらの運営になるからだと思いますが、いずれにしても、それを上手に利用するためには、やはり常日頃からの情報収集に努めていく必要があるでしょう。

あくまでも私見になりますが、今回はの実リポートとして掲載しますので、どうぞご一読ください。

 

コオリナリゾートエリアから最寄りの公共バス停までの道程と所要時間を確認しながら、私たちの散歩は帰途に就きました。

 

近年のコオリナリゾートエリア内には、次々と新しい高級分譲住宅地が開発されいます。

以前の散歩エピソードでご紹介したのは、フェアウェイズ リゾートコオリナヒルズサイド ヴィラでしたが、その他にも コオリナ カイというリゾートヴィラの宅地が広がっています。

そのコオリナ カイに建てられているヴィラは、どうやらレンタルバケーション用の施設らしいのですが、ゲート前の立て看板に表示されてている内容によると、最低でも30日以上からのレンタルになるという事が説明されています。

 

コオリナ カイには、これまた個別の進入ゲートが設けられており、いかにもお金持ちのゲストがロングステイで利用する高級ヴィラといった雰囲気です。

おそらくは、この施設を利用するとなると、超有名なプロゴルファーとか、ゴルフ好きのハリウッドスターといった人たちになるのではないでしょうか。その他には、大企業の役員や御曹司かな...?

レンタルの最低期間が30日という事ですから、グループでの利用もあるでしょうね。

 

こうなると、宿泊料金設定が高い事で有名なディズニーホテルのアウラニも、短期のバケーションで楽しむファミリーホテルといったレベルになってしまうでしょう。

 

とにかく、コオリナリゾートエリアには、まだまだ未開拓の土地が広範囲に残っているのです。

この地域は、これからまだまだ開発が進むような気がします。

 

線路沿いをぶらぶらと歩いて、ホームのマリオットへ帰ります。

 

コオリナの内陸部側から、マリーナが見える海側へ戻って来ました。

 

その先に見えるのが、マリオット・コオリナビーチクラブです。

 

帰って来たよ~。 ただいま~。

 

そして、部屋で簡単にランチを済ませ、一休みした後に着替えをして、再び出て来た所がコナタワー3階のロビーでした。

 

その外出の目的は、マリオットのタイムシェア説明会に参加する事です。

桃レンジャーは、コオリナで新調したトロピカルデザインのドレスを着ております。

プールや海で遊んでばかりでは、折角買ったドレスの出番がありませんからね。ようやく、このタイミングに恵まれる事となった訳ですよ。

 

詳しく状況をご説明すると、マリオットコオリナのホームとしての滞在は2週間を過ぎ、この時はアンコールパッケージの5泊に入っていた時期でありまして、そのアンコールパッケージを購入する条件として、滞在中に一度だけ、90分間のタイムシェア説明会へ参加するという規定が設定されていたのです。

 

マリオットのオフィシャルフロアは、コナタワーの15階です。

説明会の準備が整うまで、ベランダに出て一休み。

 

この部屋の場所は、これでもオーシャンビューではなく、マウンテンビューの指定範囲です。

 

海は左手側に見えますが、正面はお隣のコンドミニアムやホテル群が見える風景なのですよ。

 

ま、ね。 せっかく二人で粧し込んで来たのですから、この場所で2ショットというのも悪くはないでしょう。

 

そんなこんなで時間つぶししていると、そろそろ説明会開始の時刻となりました。

 

今回の説明会の内容については、以前に掲載した情報を極力省いて、いくつかの興味深い話をお伝えしたいと思います。

結果から申し上げると、今回の説明会の席上では、私たちは買い増しなどのセールスには応じませんでした。

 

まず、タイムシェアの権利所有には、基本として年間の維持管理費が発生する訳ですが、マリオットの場合は、その維持管理費の値上がり率がかなり大きいのです。

マリオットの維持管理費は毎年4%以上もの値上がりで、がオーナーとなった2009年の頃から比べると、現在のその金額は2倍を超えています。

その維持管理費にはアメリカの不動産税も含まれている訳ですが、それが私どものような土地権付き不動産として権利購入したオーナーであれば納得しますが、単にポイントだけを買ったメンバーも同様に税金付きの維持管理費が発生しているという点においては、大きな疑問が残るのです。そもそもに、ポイントの維持管理って何でしょうかね?

ポイントは不動産でもなければ固定資産でもありません。詳しいところはよく分かりませんが、もしもポイントメンバーに固定資産税という名目が課せられているのであれば、それは変ですよ。ちょっとインチキ臭いですね。

また、ポイント権利の基盤がフロリダに在るタイムシェアコンドミニアムに由来する場合であれば、その税負担はフロリダ州の固定資産税となるはずなので、ハワイ州の固定資産税に比べたら絶対的に安くなるはずです。同じ1BRのユニットであれば、不動産価値として、フロリダの物件はハワイの物件よりも安いにきまっているのです。

とにかく、事実としてマリオットの場合は、ポイントを買い増しすると維持管理費も負担が大きく増加します。

 

これに対してヒルトンのシステムでは、維持管理費の値上がりは比較的低く抑えられています。

また、ヒルトンの場合は、物件に対しての維持管理費であって、ポイントを買い増ししたとしても所有物件が同じであれば、維持管理費の増加は極わずかな金額です。これは、妥当な規則だと思います。

例えば私どものケースですが、最初の購入はホクラニ1BRで、その次に息子夫婦の追加登記を兼てグランドワイキキアンの1BRへ購入替えした時に維持管理費が上がりましたが、その1年後に再び権利をホクラニに戻して、部屋のアップグレードでポイントを買い増しし、高層階の1BRプレミアムで再契約をしたら、何と維持管理費が下がったのですよ。

つまりは、ホクラニのアップグレードした1BRプレミアム物件は、グランドワイキキアングランドアイランダーの1BR物件はよりも不動産としての価値が低いという事であり、ヒルトンの場合は、その物件に適した維持管理費が設定されているので、維持管理費が安くなったという事です。

 

マリオットのセールスは、いろいろと理由をつけてポイントを売ろうとしますが、そのポイントを買ったならば、部屋が同じでも更に維持管理費が大きく値上がりするという事は、こっちが聞くまで説明しません。

とにかく、説明会参加者にはポイントを買う事による利点を派手に説明しますが、実のところは売り手側に都合のよい話ばかりに終始するのです。

こういったセールトークには、は引っかかりませんよ。 は、確たるリサーチと自己体験による情報を持っているのです。

大抵の場合は、の調べた知識や情報で疑問点を問い詰めると、セールス担当者は答えられずに絶句しますね。

は、むしろそういったセールス担当者の態度が気に入らないのです。

 

次にご紹介するのは、マリオットのタイムシェア説明会で招かれたオフィスに有った、一冊のファイルに書かれていた情報です。

この新聞記事は、2016年の物と思われますが、コオリナリゾート開発に中国企業が進出して来たと報じています。

そして、その具体的な企業名として、チャイナ・オーシャンズ・ホールディングスが挙げられており、その企業がマリオットとコオリナビーチヴィラズの間に在る空き地を買収し、アトランティス・リゾートのブランド名で高級ホテルを建設すると発表されています。

しかも、驚く事には、そのホテルは2017年から建設が開始され、2年後には完成する予定であるとまで言いきっているのですよ。

はい。 結果はすでに明らかです。 2022年の現在も尚、そのようなホテルは建っておりません。

これは、マリオットが第4棟を建設すると公的に発表した事例と同じで、架空の作り話だったと言わざるを得ないのです。

何故に『架空の作り話』といった厳しい言い方をするのか?

それは、『建設する』と公表したにも関わらず、その後にその計画が延期されたとか、中止になったという発表は示されていないからですよ。話が有耶無耶になっていて、責任の所在が無いのです。

 

今回のタイムシェア説明会では、金融為替相場の円安状況とも相まって、セールス担当者の安易な調子のよい話を聞くにつけ、虚しさだけが残りました。

社会経済状態も、当分の間は円安傾向が続くだろうし、これ以上に維持管理の支払いを増やしてどうするんだ? このままでは、次世代であるの息子たちへも負担増の問題となりかねません。

 

がタイムシェア権利の購入を決断した 2009年に、マリオットコオリナの物件を選んだ理由は、当時のヒルトンの物件が完売に近い状態になっていて、オーナーになっても予約が取れないというブラック情報を掴んでいたからでした。

その時の選択には、は後悔などはしておりません。マリオットコオリナの滞在環境には満足していますし、2009年に所有権を購入した金額は、その後の5年間ほどの利用で、元は取り返したとさえ思っています。

 

しかしながら、その後にヒルトンは新しいタイムシェアコンドミニアムを次々に建設し、実質的にハワイの物件数を増やしていったので、予約が取れないといった問題は徐々に解消し、顧客も更に増えていきました。

それに対して今のマリオットは、ハワイには実質としての物件が存在しません。コオリナは完売しているのです。権利販売しているのは、実体の無いポイントだけですよ。

それでも多くの日本人は、コオリナに宿泊する事を期待してポイントを買うでしょう。

そういうふうに仕向けているのは、紛れもなく曖昧な説明をするセールス担当者と、経営陣です。

ポイント購入者には、何の罪も問題もありません。

 

ちなみのついでにお話すると、の実体験として、マリオットコオリナの物件所有者を、当初の私たち夫婦二人に加えて、後に息子夫婦の名義も追加登記し、現在の所有者は四人となっています。

その手続きについても、マリオットのセールス担当者の話は実際とは大きく違っておりました。

セールス担当者の説明では、『そんな事はいつでも簡単に出来ますよ。』といった軽い口調でしたが、それはとんでもない事実無根のデマカセです。

実際の所有者名義変更担当部局は、ハワイには無いのです。それは、バンコクのオーナーサービス内にオフィスがあり、そこを通してのみの手続きとなります。

つまり、セールス担当者は調子のよい話をするけれど、実はその手続きについては詳しく知らない(もしくは、知らないふりをしている。)という事です。

結局は、マリオットコオリナのオフィシャルルームに行っても、その手続きは出来ないのです。

 

しかも、バンコクの担当部局係員の話によると、日本の場合の『不動産相続』というシステムは、アメリカには存在しないので、例えば最初のオーナーである私たち夫婦が、万が一にも夫婦共に急遽死亡といった事態になった場合は、の息子であろうとも、その権利の相続所有は出来ないという事です。

その場合は、自動的に権利放棄となります。もしかすると、維持管理費不払いの借金に該当するかもしれません。

したがって、次世代が権利を継続所有するためには、元々の権利所有者が一人でも生存しているうちに、その手続きを進めなければなりません。

それは、他者に権利を譲渡する場合も同じです。

タイムシェア所有権の所有者名義変更や追加登記、または権利の譲渡などについては、実際のオーナー本人だけしか手続きを進められないのですよ。

例えそのオーナーの実の子供だとしても、オーナーである親が亡くなってしまってからでは、権利の引継ぎは主張できないのです。

ましてや、その亡くなったオーナーに複数人の子供が居た場合なら、日本の遺産相続の場合と同様に、尚更ややこしい話になるのは当然でしょう。

 

たちは、息子たちとも相談の上、私たちが生きているうつちに権利の追加登記をして、現在は親子四人での共同所有となっているのですが、その手続きもいろいろと大変でした。実際の手続きの流れは、セールス担当者の話とは、全く違っていたのです。

もしも出来るだけスムーズに追加登記をしたい場合は、バンコクのオーナーサービスに直接連絡をして、担当部局から書類をメール添付で貰い、登記名義者が全員そろってアメリカ大使館へ出向いて、公証手続を経る必要が有ります。

それは、規定によれば地方に住んで居る人の場合は地方で開設されている公証人役場でも手続きが出来るという事にはなっているものの、実情としては、日本の各地方に在る公証人役場では、アメリカの規則による権利手続きに関しては受け付けられないという所が多いです。

この事に関しては、その公証人役場の運営次第なので、実際に手続きが必要となった場合には、事前に問い合わせてみる事をお勧めします。

 

とにかく、バンコクのオーナーサービスは説明も丁寧だし、メール連絡で親切に対応してくれます。

気を付けたいのは、セールス担当者の安易な説明を鵜吞みにしないという事ですよ。

 

かなり話が長くなってしまいました。

今回の記事については、タイムシェアに関してご興味が無い方は、適当にスルーしていただけたら幸いです。

そしてまた、次回からのハワイ旅行記を、引き続き楽しく見てください。

もしもご質問がお有りでしたら、に出来る限りの範囲内で、真摯にお応えしたいと存じます。

 

海外旅行の楽しみ方は、何もタイムシェア利用に限った話ではありません。もちろん私たちだって、以前にはネットも無い時代に旅行社窓口を周っては資料を集め、出来るだけ安いホテルを探したり、パックツアー利用でハワイを楽しんだ経験者ですから。

 

若い時代には、四泊六日の弾丸ツアーでフラフラになっても、帰国して次の日には出勤し、体力と気力で乗り越えた思い出がたくさんありますよ。

 

いやはや、セールス担当者のしつこい話に飽き飽きし、説明会を終えて戻って来た部屋の状態がこれですから、本日は頭の中も散らかし放題といった感じの、お恥ずかしい状況です。

 

今日の夕食は、冷蔵庫内の残り物フードで適当に済ませようかな...。

ま、の場合は、ビールが有れば幸せよ。。。

 

桃レンジャーが、サラダとかいろいろ作ってくれると言うし、パックのアヒポキも、まだ新鮮な状態で食べられますよ。

ま、ね。ロングステイだから、いろいろ有るさ。

でも、そのいろいろも、全部ひっくるめて楽しもうではありませんか。

とりあえずは、今回はタイムシェア関連情報の巻でした。

悪しからず...。ウインクあせる