体の弱いところがなんとな~くわかります⑤ | 相談できる薬屋さん  ドラッグ頴田薬局のブログ

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福岡県飯塚市で相談薬局をやっている薬剤師のブログです。
対症療法に優れた西洋医学、問題の根本を治療する東洋医学とカウンセリングを活用し「ココロ」と「カラダ」のバランスのとれた幸せな健康づくりをお手伝いいたします。

こんにちは 薬剤師のマツイです。


なんとな~くシリーズ

今日は「腎」その①です



「肝」⇒胆⇒筋(神経・腱・筋膜)⇒目⇒爪

「心」⇒小腸⇒血脈⇒舌⇒面(顔面)


「脾」⇒胃⇒肉(筋肉・皮下組織)⇒口⇒唇


「肺」⇒大腸⇒皮(皮膚)⇒鼻⇒毛


「腎」⇒膀胱⇒骨髄⇒耳⇒髪

脳・女子胞(子宮)


「腎」の役割は、ズバリ!精の貯金です。


腎精は、生命活動を維持する基本的な物質で

両親から受け継いだ精によって誕生し、その後は

食べ物から得られる栄養によって精を増やしていきます。


女子なら7の倍数で35歳

男子なら8の倍数で40歳


貯金できるのはここまでで、以後は消費(いわゆる老化)

する一方です。



腎は、成長・発育・生殖に深くかかわっているため

蔵精作用が低下すると、成長発育や生殖能力に影響が及びます。


不妊症・脱毛・歯のぐらつき・小児の発達遅延・筋骨の無力感など

は、全て腎精不足によるものです。


また、尿の排泄は腎と関わりの深い膀胱によって行われているため

腎の働きが弱くなると頻尿・尿漏れ・夜尿症などの症状も

起ってきます。



さらに耳の聴覚機能は、腎の精気と関係があります。

腎精が充実していると聴覚は鋭敏に機能しますが、

腎精が不足すると耳鳴り・難聴・聴力の減退などが起ります。


お年寄りの耳が遠いのは、この腎精の衰えが原因です。



しっかり食事をしない、夜更かしが多い・過度な性行為・・・・など

不摂生ばかりして、精の貯金より消費のほうが多くなってしまうと

老化も早くなるので気をつけましょうね。



ではまた明日