こんにちは 薬剤師のマツイです。
なんとな~くシリーズ
今日は「腎」その①です
「肝」⇒胆⇒筋(神経・腱・筋膜)⇒目⇒爪
「心」⇒小腸⇒血脈⇒舌⇒面(顔面)
「脾」⇒胃⇒肉(筋肉・皮下組織)⇒口⇒唇
「肺」⇒大腸⇒皮(皮膚)⇒鼻⇒毛
「腎」⇒膀胱⇒骨髄⇒耳⇒髪
↓
脳・女子胞(子宮)
「腎」の役割は、ズバリ!精の貯金です。
腎精は、生命活動を維持する基本的な物質で
両親から受け継いだ精によって誕生し、その後は
食べ物から得られる栄養によって精を増やしていきます。
女子なら7の倍数で35歳
男子なら8の倍数で40歳
貯金できるのはここまでで、以後は消費(いわゆる老化)
する一方です。
腎は、成長・発育・生殖に深くかかわっているため
蔵精作用が低下すると、成長発育や生殖能力に影響が及びます。
不妊症・脱毛・歯のぐらつき・小児の発達遅延・筋骨の無力感など
は、全て腎精不足によるものです。
また、尿の排泄は腎と関わりの深い膀胱によって行われているため
腎の働きが弱くなると頻尿・尿漏れ・夜尿症などの症状も
起ってきます。
さらに耳の聴覚機能は、腎の精気と関係があります。
腎精が充実していると聴覚は鋭敏に機能しますが、
腎精が不足すると耳鳴り・難聴・聴力の減退などが起ります。
お年寄りの耳が遠いのは、この腎精の衰えが原因です。
しっかり食事をしない、夜更かしが多い・過度な性行為・・・・など
不摂生ばかりして、精の貯金より消費のほうが多くなってしまうと
老化も早くなるので気をつけましょうね。
ではまた明日