塔ノ岳〜不動ノ峰 2019春 | ふみの山散歩

ふみの山散歩

丹沢をベースにウロウロしてます〜^^

 

 

こんばんは〜(о´∀`о)

 

 

今日は朝までちめたーい雨・・・

でしたが、午後からは

ぽっかぽかの春の陽でした

 

 

脳みそも

いい具合にぽっかぽかになって

これ以上溶け出さないように

気をつけよう・・・

と気を引き締めた一日でした

 

 

 

さて。

 

 

 

 

前回は1ヶ月ぶりの丹沢で

もう丹沢は

 

 

 

すっかり春やー♪

 

 

 

と豪語したその翌週・・・

 

 

丹沢さんは

今期の雪山を逃した私達に再びの

白い世界

を見せてくれました

 

 

しかもそれは

 

 

もう

ほんまに

マジで

超〜・・・

 

 

 

あかん・・・

とにかく

筆舌尽くしがたいほどの

(=言い訳)

完璧な世界でした

 

 

だけど

 

 

いつもどっか抜けてる夫婦は、

2週続けて丹沢に行けることに

浮かれており

 

 

前日が冷たい雨だったことを

すっかり忘れてました

 

 

『今日はお天気いいね♪』

と家を出たのですが

 

 

行きの電車の窓から

真っ白に雪化粧している丹沢が見えて

ポカーン・・

 

 

白?

え、白・・・?

 

 

ウピャ〜〜♪

白い!白いでぇ〜い♪

いやっほーい!

 

 

なんか

ワンテンポずれてる喜びを

噛み締めていました

 

 

 

毎度、バカみたいに(笑)

大倉からスタートです

 

 

うひゃ〜♪

 

 

朝、木道は凍っていたので

ちょっと怖く、

 

 

木道の脇を歩かせて頂いたのですが

その脇の道もしっかりうす氷が張っていて

歩くたびに

 

 

パリン、

パリン、

という音がしました

(ちょっと楽しい)

 

 

 

時折見える周りの山は

粉砂糖が振りかけられたような

美しい山になっていて

 

 

ああぁ〜

早くあの樹々麓に立ちたい!

 

 

とウキウキと焦る

 

 

 

 

前回来た時に

この辺りで「フキノトウ」

を見つけたのだけど、

同じところにその姿はもう

ありませんでした

 

 

人ではなく

鹿さんなり、

テンなり

なんらかの山の住人が

それを口にしているといいのだけど・・・

 

 

そして

花立の階段に出ると

 

青空へと続く夢のような階段!

(=キツくて夢さめるけど)

 

 

完璧な青と

完璧な白。

無風。

 

 

最高条件が

こんなにも揃うなんて

滅多にない。

 

 

去年

冬が始まった時からずっと、

真っ白な丹沢をまた歩きたい!

と願っていました

 

 

それから

寒い日はあるものの

そして

早朝の一瞬の霧氷はあるものの、

なかなかこんな風に

白くならなかったんですよね

(→私の記憶では)

 

 

そしてもう、麓には春が来ていたので

まさかこの時期になって

この状況を謳歌できるとは!

 

 

↑手前の尾根と富士山が重なって

一つの山に見える^^

 

 

 

青い

碧い碧い空

 

 

深い青でした

 

 

そして念願の

白いトンネル

 

この下を歩いていて

 

 

たとえ今

これらの樹々から雪が

一斉に降り落ちてきても

怒らないな

 

 

という

自信がある 笑

 

 

むしろ

 

 

ウヒャウヒャと

喜び踊るかも・・・(←キモい)

 

 

 

丹沢の主脈がズラーと眺められて

ズラーと全部、

白い。

 

 

 

あかん・・・

にやけるわ〜

 

 

 

そこへ奥さん。

これよ⇩

 

 

『息を呑む』っていう表現があるけど

あれ、ほんとにありますね

 


 

前の

いつだったかもそうだけど

ここの、雪をまとった光景は

何回見ても

 


 

『ひゃっ・・・・!』

 

 

 

って、


 

 

まさに『息を呑む』

んです

 

 

 

少し気温が上がってきたので

真っ白、

ではなくなってきてますが

 

 

それでも本当に

美しいんです

 

 

 

ここ

最高です

 

 

この中を

通り過ぎる時も

最高気分

 

 

また

もっかいUターンして

もっかい歩き直そか・・・

 

 

と思ったけど

やめときました

 

 

でも

そうしたいくらいの

ステキ道

 

 

 

 

 

あまりにステキで

 

 

息を呑みつづけてると

倒れそうになるので

 

 

時々深呼吸しながら

ゆっくり歩きます

 

 

だけど

こんなんなんです・・・・↓

 

 

 

もうね

 

 

かなり

ハイレベル、

かなり熟練した

呼吸法でないと・・・・

 

 

やっぱり息を呑み続けて

卒倒しそうになるんですよ

 

 

 

その

卒倒しそうな

まめさんの

 

 

 

『コーフンの息遣い入り』の

動画を

みなさんにもシェアします 笑






 

 

 

私もコーフンのあまり

苦しくなったので

見上げてみたら


 

 

 

 

 

余計に息呑みました(笑)

 

 

ボ〜〜っとなって

 

 

あれ、天国への階段かいな?

と思ったのがコレ↓

 

 

 

 

 

 

アタシ

ここを登っても

 

 

 

 

 

 

生きてるんかなー・・・

 

 

 

 

ああ・・・

あかん

 

 

 

どんどん

天国への階段が

ハイレベルになってきて

 

 

 

吸い込まれるように

上へ

 

 

 

 

 

 

上へ。

 

 

 

 

途中で

振り返って見たら

 

向こうに

青い海があって

 

 

丹沢以外の山が

普段の色をしていて

 

 

あ〜

 

 

今日の丹沢

『特別』なんだ

 

 

ってしみじみ。

 

 

こんな奇跡みたいなタイミングで

今ここを歩けるなんて

なんちゅう幸せもん・・・

 

 

 

ってまた

しみじみ。

 

 

 

どーにか

生きながらにして

 

塔ノ岳 とーちゃく〜ん♪

(くっきりぱっきり完璧ビュー)

 

 

もともと今日は

1ヶ月歩いてなかった体に

カツを入れようと

 

 

『蛭ヶ岳ピストン行くで』と

鬼軍曹が仰ってて

(※ワタクシではありません)

夫婦共々ちょっと気合入れてました

 

 

なので

休憩もソコソコに

丹沢山へ出発グー

(→花立でお手洗いとパン補給済み)

 

 

 

途中の稜線からも

ため息ものの光景・・・ドキドキ

(危険なので息を呑むのやめました→アレ?死ぬやん)

 

 

 

白い海

 

 

 

 

前日の降雪だったので

もちろんの新雪で

足元の雪はとてもキレイな状態です

 

 

 

だけど

この日

 

 

『雪』を想定していなかった

(いつも)ちょっと抜けてる夫婦は

 

 

 

この先の

激下り、激上りが雪道で、

その中

蛭ヶ岳ピストンをするほどの

歩行力がないことも

頭をかすめだして

 

 

それぞれの頭の中で

 

 

 

これは無理かなあ

 

 

 

と思い始めていました

 

 

 

それに

 

 

『チェーン(アイゼン)は丹沢行くなら必携品やぞ』と

いつも丹沢番長に言われていたのに

 

 

この日は

『いや今日は番長みたいな変なとこ行けへんし』

 

 

ポイ、

そのチェーンアイゼンは家に置いてきてましたの

 

 

 

なので

 

 

 

雪のついた

激下りの階段やら木道では

自然にスピードが落ちるんです

(まあチェーンあっても落ちるけど)

 

 

 

ままま、

今日はこんな世界を堪能でけてるんやしドキドキ

 

 

行けるとこまででいーやね♪

そだね〜♪

 

 

まーまー

ゆるいふーふ。

(ついでに頭のネジもゆるい)

 

 

 

ようやく

 

 

設定ゴールにたどり着くことを

最大目的としないで

歩けるようになってきた

(→単に年老いたともいう)

 

 

 

ところで

 

 

 

山の中は

自らをその山に適応させて

生きているたくさんの

動植物がいて

 

 

山の実りで糧を得て

山から湧き出る水を飲み

山の地形を利用して巣作りしたり

命の全てをその山からの恩恵で

まかなっているのだけど

 

 

 

私たちはいつも

 

 

その住処を

無断で横断したり

時には巣の上をドンドン音を立てて

歩いていたり、

一冬を超すために必要な

素晴らしく栄養のある実を

たわわに実らすその樹々の元に

 

 

排泄したりしている

 

 

 

故意にではなくても

ペットボトルを落としたり

飴の包み紙を落としたり

排泄した後の紙を残したり

鼻をかんだ後の紙を残したり。

 

 

 

 

でも

時々は

 

 

 

 

できればいつも

 

 

 

自分の家が

そうされたら

どう思うかな

 

 

なんて

幼稚園の先生が優しく教えてくれそうな

そんな

想像できる

心の余裕は

 

 

 

ほしいもんだと

思う

 

 

 

 

つらつらとそんな風に思ったのは

こんな風な道を通りかかったから↓

(→前置き長いわい!)

 

 

左。うさぎ専用道。右。人間専用道。

 


 

左側に入ろうとして

人の足跡が

一つもついていないことに気づき

 

 


なんとも

幸せな気持ちになった

 

 


例えば

 

 

上に書いたようなことを

感じた人が多くいるのか

それとも

この後に歩く人のために

このなんとも可愛い素敵なスタンプを

キレイなまま見られるように

先に行く人たちが

皆揃って残してくれたのか

 

 

何れにしても

 

 

私たちの前に歩いた人間に

悪い人はいない

 


 

ということが

わかった気がして

 

 


とてもとても

幸せな気持ちになって

 

 

 

人間ていいな

 

 

 

なんて思ったり・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも帰りは

こちら側も

 

 

 

たくさんの人の足跡が

あったんですけどね 笑

 

 

 

だけど

 

 

 

この木道は

最初と最後が

合流する

 

 

 

人も

自然界も

そんな風に

交れるといいな

 

 

 

こんな木道を見かけるたびに

いつも

なんらかの想いを掻き立てられる

 

 

 

 

 

 

丹沢山に着きましたー

 

 

 

こちらも最高

完璧ビュー!

 

 

ここから先は

引き返す時間を決めて進むことに。

 

 

 

だけど

ここからが一番

好きな、道。

 

 

 

羽ばたく気持ちになれる

 

左前にずっと富士山

 

 

日当たりがいいので

 

少し雪が少なくなっているところもあるけれど

 

 

 

 

足元の雪の量は

やはり多いです

 

 

 

絶景

 

 

 

 

「不動ノ峰休憩所」 通過

 

 

ここでチラリと時計を見たら

後30分位でタイムオーバーだったので

この先の不動ノ峰までにしようと

自分の中では決めてました

 

 

しかし

素晴らしい

 

 

振り返ったこの光景も

たまらない↓

 

ズラズラーっと丹沢の主脈鼻血

 

 

昼になって

気温が上がり

樹氷が雨氷みたいに

キラキラと輝いているところも↓

 

 

音が聞こえてきそうなほど

キラキラしてました

 

 

そして

 

不動ノ峰

 

 

 

 

 

ここからの富士山は最高

 

 

このあたりは

一段ともふもふ新雪で

こんな感じ↓

 

 

 

この先、少し進んだところで

引き返しました

 

 

そして先程の

不動の峰休憩所で

まったりパン休憩して

 

 

 

 

今までとは

反対側の絶景を見ながら

歩き進みます

 

く〜〜〜〜〜〜!

 

 

また

まめさんの怪しい吐息入りの

動画ありますよ(笑)





 

 

 

 

どこまでも

キレイで澄んだ丹沢でした

 

 

 

 

やっぱり

 

 

 

何度も書いてるけれど

 

 

丹沢はいいなあ

 

 

 

 

塔ノ岳まで戻りました

 

 

そしてまた

 

 

大倉尾根を

ひたすらに下って無事、

予定通り下山しました

 

 

下山時の道は

すでに

 

 

大根おろしに醤油をかけすぎた 

ような状態になっていました

 

 

 

今回は

限られた時間の中で

念願でもあった

最高の丹沢を満喫できました

 

 

 

たんばさん(飼い犬)が体を壊してから、

時間を決めて下山する

ということも

苦にならなくなりました

たんばさんにまた感謝です

 

 

たんばさんは

帰ったらまた

ひひ〜んと歓迎してくれましたよ

 

 

 

いい山の日でした

最高です

 

 

 

 

本日は

 

 

 

東日本大震災から8年目。

 

 

 

8年前私は

今とは別の場所に暮らしており

まめさんとは連絡取れずでした

 

 

停電の中

たんばさんと

抱き合いながら

一夜を明かしました

 

 

大事にできるものは

ごまんとあるけれど

所有すべきものは

なにもないと思いました

 

 

 

8年の間に

大事な人も失いました

 

 

 

だけど

その後

大事な出会いにも

ポツポツと恵まれ

 

 

この丹沢にも

たくさんの幸せを

もらいました

 

 

 

山をヒーヒーいって

歩きながら思うのは

大事なもので

所有できるものはないな

ということ

 

 

欲しいと思い

この手にできるものは

それほど大事なものではないのかも

しれません

 

 

 

どうか私も(笑)

皆さんも、

幸せの空気を嗅ぎとれる

敏感なセンサーを

もてますように。

 

 

 

 

 

 

読んで頂き

ありがとうございますバイバイうふ