マリウポリの戦い【前編】
2回に分けて、ウクライナでのマリウポリでの戦いをまとめます。
フミ:なぜマリウポリを?
初富:現代の戦争
日本が戦争したらどのようになるか
知る手がかりになるからです。
初富:そしてウクライナ紛争全体では
範囲が広すぎるからです。
マリウポリは既に戦闘が終結しています。
ですから、まとめやすいのです。
フミ:・・・日本が戦争になったら
こんな風になるのかな?
初富:こんな風になるかと言えば
島国ですし
国民性も違います。
ですが第二次大戦や
イラク戦争では
なかなか想像もできないでしょう?
フミ:なるほど。
ウクライナは一人あたりのGDPで
ヨーロッパ51国中47位。(ソース)
でもマリウポリの動画見ると、
日本の地方都市と
あまり変わらない感じだな
初富:軍事面は最小限にして、
庶民の生活にフォーカスを当てましょう。
人口:約430,000人(ウクライナ系6割、ロシア系4割、他ギリシャ系2万)
面積:166 km²
ウクライナの穀物積出港として栄えた。近くにクリビイリフ鉄山とドネツ炭田があることから、工業都市としても発展した。2つの大きな鉄鋼製造企業(イリイチ製鉄所とアゾフスタリ製鉄所)がある。また、冶金学の大学もある。
引用:マリウポリ - Wikipedia
侵攻直後
2/24 ロシア侵攻1日目
マリウポリはロシア軍に砲撃されます。
マリウポリへとクリミアからはロシア軍が、
ドネツク共和国からドネツク共和国軍が押し寄せます。
『マリウポリの現状 中心部の状況 2022.02.24』
不安そうな人々。
2/28 5日目
市内のほとんどの場所で電気、
ガス、インターネットが遮断されました
『マリウポリ 食料品の買い出し。2022.02.28 パンがある!?』
3/1 6日目
日常を配信していたチャンネルは、
3/10に砲撃跡のショート動画を投稿後、
4/22まで動画投稿が途絶えます。
『今日のマリウポリ 2022.03.01』
ショッピングモールを市民が略奪
Absolute shame.
— Illia Ponomarenko 🇺🇦 (@IAPonomarenko) March 4, 2022
In Mariupol, locals loot the Port City, the biggest mall. pic.twitter.com/q6Y2ooIUnv
3/3 8日目
砲撃されるマリウポリ
3/4 9日目
マリウポリはロシア軍に包囲されました。
包囲の前に
10万~17万人の市民が避難しました。
(発言者によって人数にばらつき)
住民避難のため
一時停戦と人道回廊が設定されます。
しかしウクライナ側は、
ロシア軍の砲撃で人道回廊が機能しないと非難します。
本当にロシア軍が市民の非難を妨害したのか?
ロシア軍には、攻めるのにいると不都合の市民を
逃がさないようにする理由がありません。
逃げる市民を襲うアゾフ連隊
市民の避難を邪魔しているのはウクライナ軍です。
フミ:アゾフ連隊が逃げる市民を襲う
衝撃的な動画を流れてきて
これもフェイクではないかと思ったのですが、、、
数ヶ月後、
イギリス人ジャーナリストが
現場を撮影した動画を投稿し
これはフェイクではない
とわかりました。
【字幕】イギリス人ジャーナリストのグラハム・フィリップスさんのマリウポリレポート。2月末から避難しようとした市民を殺したアゾフの事について
twitter上で一番最初に上がっていたのは2/27。
開戦後すぐの映像です。
Deus Abscondis@Deus_AbscondisBREAKING 💥 Ukrainian NAZI are preventing people from leaving Mariupol and are shooting at them. Residents of… https://t.co/PFyKn7V3q5
2022年02月27日 02:13
この動画
初富さんが恐いことを言います。
初富:初富が思いますに、
8年後の日本はこの程度に抑えたいですな
フミ:こうはならないようにではなく!?
初富:この動画よりも
もっと悲惨な状況になる可能性が高いです。
少なくともDSはそう計画をしています。
ですからフミさんももっと頑張って、
日本の未来を
この程度の悲惨さに留めましょう。
初富:この動画を撮っていたドライバーは
逃げ出せたじゃないですか。
ですから、この動画には
十分な希望があると言えるのです
アゾフは市民の避難を邪魔したのか?
西側は、
アゾフ連隊は市民を守る精鋭部隊と報道します。
ですが実際の市民の証言は180度違います。
アゾフに食べ物を奪われ、
銃で撃たれたり、
建物に閉じ込められたと証言しています。
2014年のマイダン革命でマリウポリはロシアへの統合を望みウクライナから独立しようとする、ドネツク共和国側でした。
そこをアゾフに占領されたのです。占領後にミンスク合意により停戦になり、以来マリウポリがアゾフ大隊の拠点となりました。彼らは人口の半数を占めるロシア人系に対して拷問などをして弾圧していました。
アゾフはマリウポリ防衛に市民を人間の盾として必要としていました。だから市民が全員逃げてもらっては困るのです。残っているロシア系住民が死んでも何も心は痛まないのでしょう。仮に住民に被害が出ればロシアを非難できるし、ロシアは住民の安全を確保しつつ戦わないといけないからです。
1階に戦車。2-3階に市民。それより上にウクライナ兵が待ち構えます。
泣きながら訴えるお婆さん。
市民を人質にして
ターミネータのテーマを弾くウクライナ兵
「FACT」
— 心神 (@mezamero_nihon) March 19, 2022
ウクライナ軍アゾフ大隊が自国の民間人を拘束!😡
「ターミネーターテーマ」をピアノで弾いてる💢💢💢 pic.twitter.com/YLz29OZjfy
ウクライナ戦い方の検証資料
ソ連時代に考案された戦闘方法。
都市部で市民を盾とし、
時間を稼ぐ方法であると検証している
一連のツイート。
ロシア当局が嘘を書き散らしてるのは事実だが、この画像に関してはだいたい合ってる。少なくとも、守備側のウクライナ軍が「(1)民間人のいる建物に布陣」「(2)戦車をビルに入れる」って戦術を使用してることは、映像や西側の報道記事で確認できる。以下、連レスでソース追記しますね。 https://t.co/Jsz3s0iH2j
— Peacekeeper (@Peaceke81017283) March 31, 2022
市民の生活が実際にどうだったのかは
インタビューを聞けばある程度わかります。
非常によくまとめてくださっているので、
もっと詳しく知りたい方は、
こちらを参照してください。
動画が多かったので、残りは後編に。