「心とは」


そもそも心とは映画を見て感動したり、
楽しい会話をして、楽しい気分になる為にあるのではありません。

心とは体の異常を感じとる為のシグナル受信機であり、体の危険を察知する為の信号受信機です。

神経は「痛み」として体の不調や、生命の危険を脳の受信機に伝えます。

神経は炎症や体の傷害など、より直接的でダイレクトな異常を感知します。

では神経と双璧をなすシグナル物質は

そうです、
ホルモン物質です。

神経は刺激を強弱で感知し脳に伝達します。

ホルモン物質は、主に五臓六腑の働きや調子を脳に伝達します。
(その他、筋肉や骨からもホルモン物質は分泌されています)

主に体内環境、体内の健康の指標となります。


では「心」の役割りとは。

多種のホルモン物質をバランス良く感じとり、
神経の高ぶりや鎮静を操作もしくは影響を与える形になります。


安心物質と言われる抑制系ホルモンが高まる事で神経が鎮静化し、
元気系物質、活動系ホルモンが高まると、神経が高ぶります。

そして複数の抑制・活動系ホルモンが複雑に絡み合って「心」が表れます。


脳に器質的疾患のない「心の病い」(心の異常)については、
ほとんどが、このホルモン失調(ホルモンバランスの乱れ・ホルモンバランスのかたより)
と考えられます。



つまり「心の病い」をわずらった場合、まずホルモン失調を疑い、
五臓六腑の働きの低下など、体の機能低下を調べるのが最優先になるはずです。


各臓器においては、ストレスの影響を強く受けやすく、
ストレス環境下において一時的に機能低下を起こす事が度々あります。


特に胃腸・小腸・大腸などの腸系統は、ストレスに強く反応する性質があり、
心の臓器とも呼ばれます。


そして腸からは「心」を作り出す大きな要素となる、
ドパミン・アセチルコリン・セロトニン
ノルアドレナリンなどが多く分泌されています。


腸や五臓六腑の不調から、脳(心)の不調があらわれ、
それにより脳神経が活動過多や過鎮静などの、神経の乱れを引き起こします。


ベンゾ薬は、
この体調の乱れ、ホルモンの偏り、脳内物質(脳内ホルモン)の乱れを「無視」し、

強引に神経細胞内にマイナスイオンを流し込み、強引に神経を鎮静させます。

すると、
不安やイライラ・焦燥感を感じている患者さんは、
「薬を飲んだら、らく~になりました」

「薬を飲んだら不安が消えました」

「良くなりました」

と言います。

どうでしょう、おかしいと思いませんか。

更に「毎日飲んで下さい、1カ月分出しておきます」

そして、
「調子はどうですか。調子いいんですね。じゃあ、いつものお薬出しておきますね」

と定番のパターンになっていく。


この流れ、非常に危険だと感じます。
普通一般の方々が、こんなリスクを察知するのは、かなり難しいのではないでしょうか。

そして今日も明日も全国で、この流れは変わらず行われ続けるのでしょう。