公認心理師の竹内成彦さんの新刊
『上手に「自分の気持ち」を出す方法』を読みました。
うちの長男が小学生の時、
竹内先生が小学校の成人学級(PTA主催の講演会)に来てくださって、
子育てのお話を直接聞いたことがあります。
あの時のお話がその後の子育てにとても役に立っていて、今でも感謝しています。
いまだにあの時竹内先生のお話聞きながらメモした紙を取ってあるくらい。
私は拙著『親毒ーなぜこんなに生きづらいのか』に書いたように、
子ども時代、自分の本当の気持ちより親の顔色第一で生きてしまっていたので、
「自分の気持ち」がわからず、
また「自分の本音」を話すと怒られるのではないかと押さえつけていたため、
若いころは自分の本当の気持ちを表に出すのが下手でした。
(下手だという自覚もなくて、結婚したばかりの頃に何度も主人と喧嘩する中で、
本音を言えていない伝えられないから喧嘩になるということに少しづつ気づいていった感じ)
今は、自分の気持ちを出すことはかなり得意になっているので、
カウンセラーとしての立場から竹内先生の本を拝読しましたが、
先生の穏やかな優しい声が聞こえてくるような読みやすくてわかりやすい良い本でした。
昔の自分に渡してあげたいくらい。
この本は本当に優しく寄り添いながら、少しづつ無理なく
なにをどうしていけばいいのか教えてくれます。
この記事に【コミュニケーションが下手、人との距離の取り方が下手なだけでホントはいい人なのに誤解されてとても損しているような方、これまでに沢山見ています。
悩み相談に乗っていてしみじみ思うのは、人の悩みの大半は「人間関係」だなということ。】
と書きましたが、まさにこの「コミュニケーションが下手、苦手」な方に、
竹内先生の本読んでもらいたいなぁと思いました。
人とつながるとなぜ幸せな気持ちになるのか。
自分の気持ちをあたためて、自己肯定感を上げるにはどうしたらよいか。
自分らしさ、自分とはどういう人間かをどうやって知ればいいのか。
「自分の気持ち」そして「相手の気持ち」に向き合う方法。
「自分の気持ち」を小出しにしていくためのコツ。
人と穏やかで良い関係を築くために大事なポイント。
これらが、丁寧にわかりやすく順番に書かれています。
「ネガティブ日記」をつける、
「聴き上手な人」ではなく「聞き普通な人」になる方法、
魔法の相槌言葉「さしすせそ」「あいうえお」の使い方etc.
なるほど!これならできそう!!ということが沢山あって、
これらを知ってるだけでも人生変化するんじゃないかなぁ。
そうそう!あととっても大事だなと思ったのが、
「人とつながることは大切ですが、相手は誰でもいいというわけではありません。
できる限り、自分を大切にしてくれる人と付き合うことも大事です。」
(『上手に「自分の気持ち」を出す方法』P.40より)
どういう人と付き合った方がいいか、どういう人は避けたほうがいいかも書かれています。
ほんと≫良い人といると良い人でいられる。からね!
「わかってくれない」「満たされない」をなくしたい方、
自分の気持ちを上手に伝えて、人とつながる幸せを得たい方、
コミュニケーション上手になりたい方に超おススメの本です♪
↑文教堂溝ノ口本店にて見つけましたー♪