第24回 日本山岳耐久レース(ハセツネcup)前半 | ふむふむのブログ

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旅と山、参加したスポーツイベントなどについてだらだらと綴ります。
2013年から区切り打ちで始めた歩き遍路に関しては必ず綴るようにしています。
備忘録として、だらだら長く書いてしまうことが多いですが、お読みいただけると嬉しいです!


テーマ:
第24回日本山岳耐久レースへの参戦。
71.5km累積標高4800mを24時間以内で走るレースである。
いわゆるトレランレースと異なるのはエイドは42km地点で水1.5リットルの補給を受けられるだけでその他の補給は一切受けられない。
当然、山から安全に帰ってこれるだけの装備(水、食料、レインウェア、ライト、応急処置用品等)は持って走ることになる。
 
地元近くのビッグレースなので、いつかは参戦したいと思っていたが、レースの過酷さもさることながら申し込み(出走権を得るまで)もなかなか大変で、ようやく今年念願叶った。
8月は登山で登攀力を鍛え(例年通り⁈笑)、9月からトレイルで走り込む計画だったが、9月は悪天候が続き。
結局9月は24日夜から25日にかけての試走(歩)が唯一の山行。
その際、雨上がりの悪路に足を滑らせ古傷の膝に痛みが出てしまい、その痛みが少し残った中での当日となる。
 
家からスタート地点まで車で30分もかからない。
車で行きたいが、駐車場は争奪戦でコインパークは前日夜に一杯になるとのこと。
電車で行くことにする。
 
前日は午後が土砂降り、当日も午前中までは雨予報。
午後には上がるみたいだが道は悪そうだ。

かなり降っていた雨は武蔵五日市駅に着くと小降りになっていた。
 
会場の五日市会館へ向かう。
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手続きをすませる。
更衣室となっている体育館も場所取り争奪戦で早くからシートが敷かれ満員状態。
それも聞いていたので自宅でテーピングを貼り、レースウェアを下に着ておいた。
体育館軒下で準備し、トイレに並びスタート地点へ。
雨は上がった。
 
招待選手、10時間、11時間と1時間刻みのゴール予想タイムの位置に各自待機。
一番後ろは16時間以上となっていた。
2500名が走るということで、渋滞やアクシデントを防ぐためだ。
ただ16時間以上がひとまとまりなのはどうなのだろうか?
 
今回は初だし、準備不足。
そもそも、準備しても16時間位はかかる計算だったので、無理せず一番後ろの集団で待機。
当然最後尾からなのですんごい渋滞に巻き込まれるだろう。
それも含めて、初ハセツネを楽しもう。
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前方に並ぶ人達は、短パン、ランニングシャツ、荷物少な目な人が多く、後方になるとタイツや上着、帽子、アームウォーマー、手袋などをしっかり装備し、大き目ザックの人が多い。
前方はランナー、後方はハイカーっぽい。
こういうのを見ているのも面白い。
体型もマラソン系の細身でスマートな方もいれば、いかにも山男といったような厚みがある身体で太い手足の方も多い。
 
開会式終わり、13時にスタート!
スタートゲートを通るまで3分以上かかった。
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のろのろランニングではじめはロードを走る。
沿道の方々の声援が嬉しい。
制限時間の24時間というのは、歩きでもゴールする事が可能である。
はじめのロードから歩いている方も居る。
ただ、さすがに後ろに並び過ぎたのか、
普段のジョギングよりもかなり遅いペース。
密集がばらけるまでは流れに従うしかない。

道は少しずつ登る。
更に歩く人が増える。
さすがに序盤のロードの登りから歩く気にはなれずゆっくりと走る。

廣徳寺を過ぎた所で早くも渋滞。
列は全く進まない。
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毎年ゆっくりペースで参加されているという方は、ここまで早い段階での渋滞は珍しと言っていた。
渋滞で人が密集しているからか、雨上がりだからか、とても蒸し暑い。
軽いジョグ程度なのに汗が流れている。
水が持つか心配になる。
 
1分に3m位しか進まない。
 
どうやら、蜂が居るそうで、コースが変更され、そこの入口の急登が渋滞しているようだ。

最初の大渋滞を抜けても、のろのろ歩きが続く。
再び舗装路に出る、広い道なので少しペースを上げてゆっくり走る人達をパスしていく。
神社脇の石段を登り、再びトレイルへ。
大行列でゆっくりゆっくり登っていく。
登道手前は詰まってしまうので足が止まり、また大渋滞。
それをひたすら繰り返す。
これが幸いなのか全く疲れない。
息も切れないし、脈も上がらない。
このままのんびり行けばダメージ無く距離が稼げそうだ。
これだけ人も居るんだし、関門で引っかかることもないだろう。
 
再び車道へ。
入山峠の入口でまた渋滞。
渋滞を利用して、エイドを摂る。
 
ここで一つ誤算。
普段、レースでは胃が食べ物受け付けない。
なので高カロリーゼリーやジェルを胃に流し込むようにしている。
これは、荷物を小さくする上では役立つ。
 
しかし、スローペースの為か珍しく空腹感に襲われた。
チョコレートとせんべいを、持っていこうか最後まで悩み、どうせ食べないだろうと置いてきてしまった。
この判断を後悔する。
栄養ゼリーで我慢。
 
峰見通りのアップダウンでは、足が止ってきた人達がいる。
その人達をパスしていく。
小ピークには休憩している人達が出始める。

下りや平地は少しペースアップするが登り手前はまた渋滞。
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雨上がりの道、滑ってしまう選手が結構見受けられる。
自分は山やの端くれとして、正確に歩き、できるだけ滑ったり、転んだりはしないように集中していこうと心がける。
 
市道山分岐ですでに3時間を過ぎた。
このペースだと醍醐丸あたりで暗くなってくるだろう。
醍醐丸でヘッデンの準備をしよう。
 
ここからの道も比較的走りやすい道なのだが、雨上がりで滑るので慎重に行く必要がある。
試走時の方がもっと道が悪かったので、試走をしておいてよかったと思う。
集団が少しばらけ、ペースは徒歩ペースから早歩きペース(時速4km位?)に上がる。
少し道幅が広がった所を狙い走って追い越していく人達が出てくる。
自分はまだこの密集で走るのは怖いので列に従って歩く。

行軍だなこりゃ。

急登では立ち止まる人も多く、その人達を地道にパスしていく。
 
17時16分(4時間16分)醍醐丸着。
15.2km地点だ。
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係の人が間もなく日没するのでライトの準備をと呼びかけていた。
ヘッドランプを2つ取り出し、頭と腰につける。
ここでも多くの人が休憩している。
「ここまで来れば、関門は大丈夫」と言って一息ついている人もいる。

今の所、自分は全く疲労感は無い。
慎重に歩いているからか、右膝の痛みも気にならない。
 
笹尾根を進む。
ここからは試走で夜間一度歩いただけの道。
ちょうど日没しそうだし、試走と同じ環境だ。

ガスが出てヘッドランプの明かりが乱反射してしまう。
ヘッドランプを消して、ハンドランプを持つ。

生藤山の登りがキツかったと記憶していたが、コースはピークを巻いた(ように記憶している)。
得した気分。

小ピークで休んでいる人に加え、道脇でしんどそうに座り込んでいる人の姿も出てくる。
下りの道はかなり滑る。
滑って尻餅をつく選手を結構見かける。
前後で「ズル」っという音が多く聞こえる。
熊倉山を過ぎると比較的なだらかな尾根道。
 
18時57分(5時間57分)第一関門の浅間峠着。
トイレの列に並びながら、栄養補給と飲んだ水分量チェック。
蒸し暑かったが、1リットルも飲んでいない。
前回の試走を踏まえ、第二関門(42km地点)での補給を踏まえても、3リットル位は用意しておいた方がいいと思い、今回は2.8リットル(水1.5、クエン酸飲料0.5、薄めたポカリ0.8)を装備した。
余裕だな。
逆に水が減らないと荷物が重いままだ。
重量のある栄養ゼリーから順に摂取していくことにする。

水切れを心配する選手が何名かいた。

唯一持ってきた固形物、ドライマンゴーを頬張る。
 
ここからはポールの使用が許される。
ポールを持っていくかは、春から凄く悩んだ。
登山でもあまりポールを使用しないので、重量のことを考えると無しでいいかなとも思っていた。
しかし念願のハセツネ、絶対完走ということを考えると万一に備え多少重くとも持っていく事に決めた。
使った方が足へのダメージも少ない。
一応、今年の登山とトレランはほとんどポールを利用し、ファストハイクやランでのポール使いに慣らしてきたたつもりだ。
邪魔にはならないだろう。
 
トイレ待ちですっかり身体が冷えてしまったのでポールを準備し早々に登り始める。
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ここからは小さなアップダウンを繰り返しながら標高を上げていく。

相変わらずの行軍状態。
長い列で、淡々と歩いていく。
悶々とき続けるのは小慣れているのでそれを楽しむ。
 
自分の前を歩く人は、サッカーっぽいスタイルをされた若者(と思われる人)。
登山は不慣れなようで度々、根っこを踏んで滑っている。
バランスを取るために振り上げた手にはトレッキングポール。
ポールは自分の顔をかすめる。
こわっ・・・。
更にはザックのポケットに入った物をポールを持ったまま取ろうとするので、またポールの先が後ろへ向かってくる。
 
少し距離を空けて歩くことにした。
これでもかというくらい、木の根を踏んで滑り、またつまずきもしている。
ポールも引っかけたり、着いたポールを滑らしたりしている。
そのうちコケるだろうなぁなんて、その人のを見ながら進む。
しかし不思議なことに、滑るし、つまずくが、バランスを立て直し転倒には至らない。
バランス感覚いいなぁ。
 
ポールでしばかれそうになった時はイラっとしてしまったが、彼のバランス感覚の良さ感心するようになっていた。
しかもあれだけバランス崩せば、それなりに疲れてくるだろうにペースは落ちない。
 
この辺りになると、サバイバル行軍。
列のペースについけなくなると道を空け、列から外れる。
不思議で面白い光景だ。
ちょこちょこと列から外れる人が出てくる。
更には嗚咽をあげ嘔吐しているっぽい人、道の脇に寝ている人の姿が見られる。
 
しかし前を歩く彼は、列からも外れず、小ピークやベンチのある所での休憩もせず、常に自分の前を歩いている。
大したもんだ。
また、彼がことごとく、道の悪い所で滑ってくれるので、危険個所が分かる(笑)。
そして順調に進んでいく。

風が吹き、パラパラと音がする。
頭に水が落ちてくる。
「雨か?」
予報では午後から明日にかけて晴れてくるはずだったのだが…。
森のおかげでそこまで雨を受けない。
レインウェアはまだいいかな。

雨はその後も降ったり止んだり。
本降りにはならないのが幸いだ。
 
30kmポイントを通過しても、まったくダメージ無し。
疲労も無し。
ポールは使うがあくまでも補助、頼りすぎずに歩けている。
 
24時間かけてレースを楽しみ完走しようと思っていたが、このままではちょっと不完全燃焼かなっと思う。
 
皆がペースダウンするであろう三頭山の登りはある程度道幅もあるので、そのあたりからペースアップしよう!
そう決める。
 
槙寄山を越える。
少し下るといよいよ急登だ。
ここから先は2度歩いたことがあるので、何となく記憶はある。
 
そして三頭山の登り。
予想通り、皆のペースは落ちる。
足を止める人も多い。
息使いも荒くなっている。
登道が広くなった辺りからペースを上げる。
 
ずっと前を歩いてくれた彼に心で感謝しつつ先を行く。
 
走ってはいないものの、それなりのペースでの登り、足に張りが出てくる。
でもやっぱりこうじゃないと。
三頭山まで行ってしまえばあと半分。
休まず登る。
35km地点を通過し、避難小屋を超え、最後の登り。
 
係の人の誘導灯が見える。
もうすぐた。
 
22時39分(9時間39分)、三頭山着。
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ほぼ中間地点でコース最高地点。
最後の登りでちょっと疲れたが、身体はまだ全然元気。
痛みも無い。
そして、まだ一度もヒヤッとするようなスリップはしていない。
順調だ。
ただ少し眠くなってきてた。
 
ライトはまだ明るいので電池交換は見送る。
第二関門まで持って欲しい。

栄養補給だけして、早々に下る。

さ、後半戦だ!
 
(つづく)

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