映画「ベイビー・ドライバー 」のネタバレを含んだあらすじを紹介します。

 

「逃がし屋」

ベイビーは、「85号線の亡霊(ゴースト)」として恐れられるほどの天才的なドライブテクニックを持っています。

車泥棒を繰り返す中で、警察からの追跡を見事にかわしてきました。

ある日、犯罪組織のボスであるドクの車を盗むことで彼の信頼を得たベイビーは、「逃がし屋」としての仕事を引き受けます。

 

穏やかな生活

子供の頃に事故で後遺症を負ったベイビーは常に耳鳴りに悩まされています。

音楽を聴くことでその苦しみを忘れることができ、彼の集中力を高め、驚異的なドライブスキルを発揮する手助けになっています。

また、彼は人々の会話を録音し、それをリミックスして音楽を作ることも趣味としています。

ジョセフという養父に育てられたベイビーは、高齢で耳が遠くなりつつあり、足も弱っていますが、二人は穏やかな生活を送っています。

 

新たな希望

ある日、ベイビーはよく行くダイナー「ボーの店」でウェイトレスのデボラと出会います。

この店はベイビーの母親がかつて歌っていた場所であり、二人は音楽への愛を共有することから意気投合します。

こうして、ベイビーとデボラの間には恋が芽生え始めます。

デボラとの出会いを通じて新たな希望を見出したベイビーは、犯罪の世界から足を洗う決意を固めます。

しかし、そのタイミングでドクから最後の仕事の話が持ちかけられます。

この仕事には、バッツ、鼻なしエディ、そしてJ.D.という仲間が選ばれました。

 

最後の行動

彼らは現金輸送車を襲い、ドクの計画通りに金を手に入れます。

しかし、バッツは冷酷な手段で警官を殺害し、さらには海兵隊との衝突も引き起こします。

これによってベイビーは衝撃を受け、バッツの行動に対して異を唱えます。

最終的には、仕事がトラブルに見舞われ、J.D.のミスが原因で危機に陥ります。

ベイビーは彼の遺体を処理し、ドクとの借金を完済するための最後の行動として彼の車を廃車場で処分します。

仕事が終わった後、ベイビーは自分の運命を切り開くことを決意し、デボラとの新しい人生を始めようとします。

しかし、彼らの前に再びドクが現れ、彼の命令に従わなければデボラやジョセフに危害が及ぶと脅します。

追い詰められたベイビーは、再び裏の世界に引き戻されることになります。

 

 

次の仕事は郵便局での強盗

ドクの甥であるサムと共に計画を進めますが、バッツ、バディ、そしてダーリンという新たな仲間たちと衝突が起きます。

計画の途中でトラブルが起き、バッツが無茶をしてしまい、彼は警官を射殺してしまいます。

警官の注意をそらすために、ベイビーはショッピングモールでサングラスと上着を変えました。

そして、新しい車を手に入れた彼は、バディとダーリンと偶然出会います。

しかし、警官との銃撃戦の中でダーリンが犠牲になり、バディは深い悲しみに暮れながらもベイビーを追い続けます。

ベイビーは初老の女性から車を奪い、自宅に戻って高齢者施設にいるジョセフを連れ出します。

ジョセフが安心して過ごせるように必要な指示を録音したテープを手渡します。

 

ベイビーは意識を失う

デボラを迎えに行く途中で、バディが待ち構えています。

ベイビーはチャンスを見逃さず、バディの足を撃ち、デボラを連れてドクがいるアジトに向かいます。

ドクには全ての証拠を没収されていましたが、ベイビーは母親の大切なテープだけは取り戻したいと願っていました。

ドクは二人に国境を越えて逃げるように命じますが、執拗に追い続けるバディが現れ、ドクを射殺します。

バディは依然としてベイビーに執着し、その正気を失った行動によってベイビーとデボラを追い詰めます。

しかし、最終的にベイビーとデボラはバディを制し、ベイビーは意識を失います。

 

結末

目を覚ますと、ベイビーはデボラの運転する車の中にいます。

二人は音楽を聴きながら車を走らせますが、FBI捜査官が待ち構えています。

逃げる道はないと悟ったベイビーは、デボラにキスをして自首します。

裏の世界での長い加担と事件の過程で、ベイビーは多くの証言が寄せられ、仮釈放の末、5年後には自由の身となります。

本来ならば25年の懲役が待っていた中、デボラやジョセフ、そして事件に関わった他の人々の証言が、その軽い処分に繋がったのです。

5年後、ベイビーはデボラとの再会を果たします。