秦野市議会第2回6月定例月議会が散会 | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

秦野市議会第2回6月定例月議会が散会

 

本日、20日間の定例月会議が終了し散会しました。なお、本日、登壇して意見を述べました2項目をアップします。

 

◆議案第36号 工事請負契約の変更

 

賛成多数で可決されました。 ☆会派「ともにつくる秦野」→賛成

 

震生湖の太鼓橋の老朽化による危険性は市民から指摘を受け、修復を求める声がありました。昨年10月から架替工事がスタートしましたが、様々な障害があり工事がストップしました。今回の工事請負契約の締結で、令和8年2月2日まで125日の延長になりました。

 

☆課題を乗り越えて

 

この工事が遅延した最大の要因は、進入路の路肩に発見された空洞でした。

 

付託された総務常任委員会の質疑では、地層断面の事前調査を実施していないことが判明しました。安全第一に留意し、点検をしながら工事を進めるよう要望しました。

 

また工事中、中井町側と秦野市側の橋下から湧き水が発覚しました。このことも工事に支障をきたしました。

 

そもそも橋台真下や湖底の地層の水中の電気探査が実施されていませんでした。橋梁本体の重さは70トンです。今後の保守、管理維持ではモニタリング調査をすることを要望して賛成しました。

 

☆分岐点はここから

総務常任委員会で質問しましたが、この契約は、原契約金額1億269万5,670円から2億87万4,300円、詳細設計約3千万円を含めると約2億3千万円です。

 

橋の1m単価は約1千400万円也です。

 

反対するのも地獄、賛成するのも地獄、苦渋の選択でした。

 

会派の仲間と侃々諤々(かんかんがくがく)の結果、市民の皆さんの気持ちに寄り添って前に進めなければならない!そんな不退転の思いで賛成しました。

 

この太鼓橋の架け替えは令和3年予算決算常任委員会環境都市分科会 2021-03-10の提言を皮切りにスタートしています。

 

震生湖、太鼓橋の議会での関連質問で調べていくと、分岐点は令和4年第4回定例月会議(2022-12-05)、令和6年予算決算常任委員会環境都市分科会(2024-12-05)ではなかったかと思います。

 

秦野市議会の「会議録」→「太鼓橋」で検索しますと、何故か、太鼓橋架け替えの議論が、市民が意図した所から、何かの「力」で違う方向にそれていくのが分かります。

 

 

令7陳情第11号  

日米地位協定の抜本改定を求める意見書を国に提出することを求める陳情書            

 

趣旨了承→多数     

 

◆会派「ともにつくる秦野」陳情に賛成し、国に意見書を提出しない趣旨了承に反対

 

 

☆もうこれ以上、沖縄県民に犠牲を強いるのは

 

1つ目は、米軍基地を提供・返還する手続は米軍主導で自由に決定できることです。

 

日本中、期限の定めなく使用目的や条件を限定しないまま、施設や区域が提供され、しかも国会の関与がなく、非公開で合意される非民主的な仕組みとなっています。

 

2つ目は、米軍基地や米軍が日本の法の規制を受けない様々な仕組みがあることです。

        

協定は60年以上前の考え方に基づいており人権侵害の事故や事件は絶えることなく発生しています。しかし両国間では一度も見直しや改定が行われていません。

 

米国と地位協定を結んでいるドイツや韓国では、何度か改定が行われています。

 

「日本は戦争に負けたから仕方がない」あるいは「基地によって地域経済が潤ってきた」というデータに基づかない間違った認識があります。

 

80年前の戦争の犠牲を沖縄県に強いていくことが正しい選択ではないと考えます。

 

以上の理由で陳情に賛成しました。