大山丹沢山系鳥獣等問題市町村議員連絡協議会研修会
本日は いわゆる鳥獣議連(丹沢大山山系鳥獣等問題市町村議員連絡協議会)研修会が、愛川町文化会館で開催されました。
講師は安 富 舞氏(日本獣医生命科学大学 獣医学部 野生動物学教室)、テーマは「野生鳥獣対策について」でした。
鳥獣議連は、相模原市・秦野市・厚木市・伊勢原市・愛川町・清川村(4市1町1村)の議員有志による超党派の議連で構成されています。
鳥獣被害からヤマビル対策は、広域的な連携での取り組みが重要と言われ、多くの自治体や議会にとっても大変、苦慮している課題でもあります。
本日の研修会は、現場を踏んだ貴重なお話ばかり、大変参考になりました。
内容は「環境整備」と「防除」または「捕獲」から一歩、踏み込んで野生鳥獣対策の3本柱として、行動管理→環境管理→個体数管理の徹底が上げられました。駆除や捕獲だけでは有害鳥獣はなくなりません。
「被害を減らすには“相手”を知ること」→彼らにとって居心地の良い場所を作らないこと。防護柵の有効性などが上げられました。さらには鳥獣被害対策は後継者不足や支援不足などまだまだ課題が多いです。
これまで一般質問などでは鳥獣被害防止計画の充実や市内山間部を横断する全長約26Kmの広域獣害防護柵の整備の予算の増額を要求してきました。
会派としても、今日の研修会の課題を整理し、2月21日からスタートする3月の予算議会に備えていきたいと思います。

